~ 千里の道も一歩から 今月も戦え!コロナウィルスと ~

 

 光が見えない新型コロナウィルス感染症の終息。楽しいはずのゴールデンウィークも終わり、入学した卒園児を始め、新学期に慣れないまま休校になり自宅待機に。さらに延長した子ども達は、体も心もウズウズしている事でしょうね。また、保護者のみな様には、テレワークや仕事が始められない、逆に休めずにいらっしゃる方もたくさんいらっしゃることでしょう。共通は、みんな「辛い!」ですね。こんな時こそ、明るく元気に知恵を出し合い、ポジティブに過ごしていきたいものです。

 

 先週の土曜日に緊急エリアメールのけたたましい音が夕方の保育園に鳴り響き、「こんな時に今度は地震!!」慌てて子ども達と保育士に「地震来るよ~ホールの真ん中に集まって~!」と叫び、大きな揺れかとヒヤヒヤしていました。すると、「園長先生~鈴木知事からのメッセージです~」「え~!!」と言いながら、何もなかったことに感謝。私達も必死!でも、知事さんや市長さんも市民を守るため必死!同じ気持ちなら仕方ない。普段の避難訓練が生かされました。ドキッとされた方も多かったですよね(笑)何も無かったから笑い話になる。あっ!これがポジティブシンキングでしょうか。

 

 コロナウィルスもそうであってほしい。でも命を亡くされた方がたくさんいらっしゃる以上は、基本を守ることが何より大切。いろいろなニュースを見ていると、飛沫、接触感染で広がり、「手」を介しての感染が大きいようです。手洗いとうがいも、洗うポイントとタイミングが重要のようです。あまり神経質になってもキリがありませんが、外出後、食べ物を食べる前、トイレ後や物を触ったり気になった時には洗う。しかし洗い過ぎで手がカサカサ・・していると、皮膚の間にウィルスが入り込んでしまうことがあるそうです。ハンドクリームを塗って保湿も忘れずに。検温し体調がいつもと違うと感じた時は、まずかかりつけ病院に相談を。自分の身を守りながら、家族や職場周りの人々の安心安全につながる習慣を私達大人が子ども達のお手本になり知らせていきましょう。

 

 終息には千里の道ほどの時間がかかるかもしれません。その間に私達は、便利に慣れた生活からできる工夫や声を掛け合い、一歩ずつ明るい未来へ前を向いてポジティブにそれぞれ自分の役割を考え、スクラムを組み「ワンチーム」で子ども達を守リ乗り越えていきましょう。

 

 

令和2年5月

 


~『人間(にんげん)万事(ばんじ)塞翁が馬(さいおうがうま)』

           春の始まりに~

 このことわざ、簡潔に要約すると「禍い(不幸)や福(幸福)は予測ができないもの」だそうです。前向きになりきれない春の始まり。世界で大混乱が起きている新型コロナウィルス感染症。保育園生活にも「自粛」や「縮小」の要請が随時入り心が暗くなりがちですが、この「我慢」が後に自分自身の「幸せ」と変化して訪れるのでしょう。東京オリンピックの延期など「この苦難を乗り越えられるのは日本だ!」と世界に推奨されていると思えば、様々な立場の方々の苦難を自分の出来る仕方で力強く応援できるはずですね。

 今、子ども達とできることは、しっかりと手洗い、うがいをする、バランスの良い食事をおいしく食べる、ぐっすり眠る生活をしっかりと習慣化すること。そして、ご家庭でお願いしたいことは、朝、晩の家族の検温、ゆっくりお風呂に入ってリラックスタイム、早寝早起き、体調が思わしくない時の保育園への連絡を始め、出来る限りの家庭での静養等ご協力をお願い致します。

 

 保育園では、大切な小さな命を守り、たくさんの経験を通して自分らしく成長できることを大切にしております。そのためには保護者ご家庭のみな様と一緒にスクラムを組み、連携し合いながら、一人ひとりの育ちに寄り添い楽しく元気に成長できるよう導きたいと職員一同考えております。子ども達が自ら発見し観察しながら実践につなげ、成果が生まれる。上手くできたこと、失敗したこと、いろいろな体験を重ねながら実感や自信に繋げていきたい。

 挑戦する「考える力」を育んでいけるよう心育ちと体育ち、心身共に豊かに生活ができ、友だちと思いを共有し、人の気持に気づける経験をたくさんできるよう私達職員も一緒に笑い合い、泣き合い、保育を楽しみながら子ども達の育ちを見守ってまいります。また、「あたたかい」という漢字を「暖」の字を使います。これは、理事長が人だけではなく、動物も植物も昆虫も、そして建物、おもちゃなどの物『全て』に優しくあたたかい人になってほしいという意味を込めて「暖かい」を使っております。この思いを受け継ぎ、子ども達の心の礎となり、素敵な大人に成長してほしいと考えております。

 

 さぁ新年度のスタート。仲間入りした11名と進級した55名のお友達、ご家族のみな様、どうぞよろしくお願い致します。そして、昨日まで通っていた13名の卒園した仲間は、小学校へ元気に通うことでしょうね。

みんなで毎日を元気に過ごし、上手くいかないことがあっても、明日はさわやかな風がきっと吹くはず。「人間万事塞翁が馬」予知できないことがたくさんだからこそ皆さんでスクラムを組んで、「今」を乗り越え、子ども達一人ひとりの心の種が福の芽となってたくさんの花を咲かせたいですね。

 

令和2年4月

 


  ~ もうすぐ春ですよ!胸を張ってそれぞれに ~

 

 新芽が雪の下で春の準備を始める頃ですが、降り忘れに気づいたのか雪の日が続きますね。さらにウィルスの襲来による普段の生活を脅かす毎日。本当に春は来るのか・・。と気持ちが沈みますね。ウィルス感染防止のため、たくさんの保護者のみな様にお休みのご協力をいただき、本当にありがとうございます。また、登園時の手洗いの励行や検温、手消毒等などたくさんのご協力をいただき、今のところ登園の子ども達は元気いっぱいに過ごしています。学校休校に伴い、卒園児や兄姉のみなさんも保育園で一緒に過ごせたら・・と考えますが、集団でいることが感染の大きな要因の一つとなれば、それも出来ずもどかしい思いが募ります。

 

 後ひと月で、にじ組のお友達は小学校へ入学。在園のみんなは進級とワクワクする気持ちと年長さんと2名のお友達とのお別れに淋しい気持ちと複雑ですね。今年の卒園式は、要請により卒園ご家庭や在園児の参加人数を縮小して行います。第8回目の卒園児13名にとっては1度きりの卒園式です。心に残る卒園になるよう行っていきたいと考えております。

 

 さて、にじ組さんは優しさいっぱい!笑顔がいっぱい!いろんなことに挑戦しアイディアも出してくれました。天真爛漫という言葉がピッタリです。大きなランドセルを背負い、元気いっぱいに校門をくぐっていくのでしょうね。これからたくさんの出会いやいろいろなできごとに、嬉しいこと、楽しいことがいっぱい。でも悲しいことや辛いこともあるかもしれません。どんな時も、しっかりと見つめ、耳を傾け、どうしたらよいか考え行動できる「最後まであきらめない」みんなでいてほしいと願います。

 

 そして、時々は保育園にあそびにきてくださいね。羽ばたく君たちの行く先が夢いっぱいの明るい未来であってほしい。みんな大きくなったら何をしているだろうと想像しながら、一歩踏み出す君たちへエールを・・。

 

さぁ! いってらっしゃい♪

 

令和2年3月

 


  ~立春と言えば・・・心のお掃除ですね~

 

 子どもの達にとって、一年で1番苦手で出来れば来ないでほしいと心から願う日。節分。豆まきの日ですが、「鬼」程怖いものはありません。日本古来の伝統行事、無病息災、邪気を払い、元気で素直な子ども達でいてほしいと願い、保育士も何とか怖くなり過ぎない「鬼」の到来を工夫するのですが、子ども達の「鬼」への怖さは半端ではなく年齢が大きくなるほどナーバスになりがちのようです。鬼に食べられる程の悪いいたずらをしている訳ではないのですが、「ごめんなさい」「もうしません」と泣きべそをかき、豆を撒くどころか必死に逃げ惑う。まさしくその日が今日です。「お母さんに言われたことを守らなかったから・・」と小さな心で自問自答。「怖い」の裏にある気持ちが頭の中、体中グルグルと駆け巡って来るのでしょうね。

 

 怖い鬼は悪者の代表ですが、本当に悪者なのでしょうか?昔話に出てくる鬼は、確かに理不尽で、何もしていない人を困らせ、恐怖に陥れますね。人里離れた場所に住んでいるのに、個人情報や人の心の中をよ~く知っています。

鬼は、人の心の中にある煩悩が形を変えて警告してくれているのかもしれません。だから、ドキッとして恐怖心が芽生えるのかもしれませんね。その心の中の弱みに負けない勇気を持つことをわかり易く子ども達に伝え、「オニは外!福はうち!」と鬼の苦手な大豆を「勇気」を出し撒けたかな!?今日ほど保育園中で泣き声が響き渡る日はないですが、この泣き声も鬼に向かう勇気の一つではないでしょうか。泣いて笑ってホッとした一日。これも大切な思い出です。自分の思い通りばかりにならないことを知る一日でもありますしね。

 

 ところで、絵本も創作ものと元来の物語そのものがあります。絵本選びも実は大切なことなのです。鬼について、絵本をお子さんと一緒に読んで話し合ってみるのも良いですよね。日本の昔話も大切にしていきたいですね。

なぜ鬼はトラのパンツをはくの?それは、「鬼門」に由来し、鬼の出入りする方角で「北東」とされ、この方角は十二支にあてはめると「丑」「寅」の方角にあたり、古来鬼は「牛(丑)」の角(つの)をもった姿で、「虎(寅)」のパンツを身に付けているとされているそうですよ。鬼について調べると深いですね~。

 

令和2年2月

 


 ~『笑門来福』年のはじまりに思うこと~

 

 令和初のお正月は穏やかでしたね。あいにく初日の出は、雲に隠れ拝めませんでしたが、東京オリンピック開催の年、どうか平和で、活気に満ちた一年でありますように。そして、子ども達、保護者のみな様、ご家庭の方々、職員みんなが、元気で明るく、笑う門には福来る!『笑門来福』笑顔一杯で過ごしていきたいですね。

今年も「共育て」を通して、子どもの成長、大人も成長、共に手を取り合い、スクラムを組み、輝く明日へ子ども達が逞しく進んでように一緒に背中を押していきましょう。

 

 さて、「笑門来福」の言葉は、お正月のあそび「福笑い」からきているそうです。目隠しをして顔のパーツを置く、出来た面白い顔にみんなが笑ってしまう。そのパーツを置く顔の輪郭は「おたふく」などを使うことから「笑うと福が来る」と言われたそうです。

 

 笑いはプラスのエネルギー。笑顔には周りを明るく幸せにする力があります。嫌な事があった時こそ、「まぁしょうがない!」と笑うと、名案が浮かぶかもしれません。子どもを叱った後、「この子のいいところ」を見つけると自然と笑顔になり、「まぁ、いいか」と思える。「笑い」は心のゆとりに変わります。ぜひ、「笑門来福」笑顔で周りにも幸せのおすそわけし合いましょう。

 

 今年から小学校の学習プログラムが変わり、プログラミング教育が必修化されるそうです。「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」を重視して、子ども達の生きる力を確実に育むことを目的とし、子ども達の学びを社会全体で応援していくと文部科学省より教育の手引きや学習指導要領が発表されています。

 

 3月に卒園するにじ組のお友達からこの取り組みが始まります。私たち保育園ではその学びの力になるであろう、人としての生活習慣自立やコミュニケーション。興味関心を見つける様々なあそび体験。成功失敗経験を通して心の育ちやじっくりと取り組む力を乳幼児期の育ちの中から芽が出始め、胸を張って小学校へ就学できるよう、保護者・家族・職員そして、地域社会の力も借りて、同じ方向を目指し確認し、話し合う「共育て」を行い、しっかりと一人ひとりの育ちに寄り添う保育を大切にしたいと新しい一年の始まり心新たにしています。

 

 どうか一緒に「笑門来福」笑顔と共に子ども達が自信に満ちて未来へ羽ばたけるよう応援をしていきましょう。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

令和2年1月

 


~ 充実感を持つこと ~

 

 

 先日の生活発表会には、たくさんの暖かな拍手をありがとうございました。

 

 最近、子ども達は緊張しやすいと感じていました。「ドキドキする」といつもの気持と違うソワソワした感覚やどうしようもないフツフツとした感覚があるのでしょうね。そのドキドキの気持で泣きそうになり、深呼吸して打ち消そうと戦っているのです。年齢が小さくても「見られている」違和感のようなものを察知するのでしょうね。いつも保育士や友達と楽しむ歌や手あそび、絵本やあそびを行うことで、少しずつ安心し、体を動かし、声を出し踊り出せるようになります。たてわりクラスになると、ちゃんと覚えているけれど、「大丈夫かなぁ」「上手くできるかな」と心配になり、大きな声が出せず動けなくなってしまうのでしょうね。

 

 そこには、仲間と一緒に一つの作品を作り上げていく小さな「責任」のような気持が芽生えるからなのだと思います。その責任を果たす「勇気」の幅が子ども達一人ひとり違うのでしょうね。心の器にどのくらい勇気の水が溜まっているか。まだまだ余裕がある。半々で調度よい。少々溢れ気味。溢れ出そう・・。それがドキドキの幅ではないかと感じます。感受性が豊かになっているのですね。

 

 生活発表会の最後ににじ組とつき組のお友達で「勇気100%」の合唱をしました。これでおしまい!と「責任」を果たし、仲間とやり遂げひとつになれた安堵した気持を大きな声で歌うことで確かめているようでした。始まる時に見せていた不安の眼差しから、勇気に満ちた「充実感」が溢れていました。子ども達70名の瞳が輝き、保護者、家族のみな様が笑顔で「頑張ったね」と抱きしめてくれた瞬間に、子ども達は、充実感から幸福感へと変化していきました。

 

 月曜日、元気に「おはよう」と登園した子ども達は、元気にみんなとあそび、ケンカもあり叱られ、そして、褒められ認め合い、日常の一日が過ぎていきましたが、確実に瞳の輝きが変わっていました。そして充実感に溢れていました。保育士もまた、月曜日にみんなで作り上げた話しをして、褒めて認め合いたくてウズウズしていました。やはり保育士の瞳も充実感で溢れていました。失敗もありましたが、やり遂げたという自信が保育園中に広がり、幸福感で満ち足りていました。素敵な一日に子ども達に感謝です。ありがとう♪ みんな大好きだよ。

 

 

 

令和元年12月

 


~ 季節の変わり目、身体と心に風邪をひかないように ~

 

 10月は一年の折り返し地点。運動会の練習の頑張りや毎日元気一杯戸外遊びを楽しんだ成果が、子ども達の体力増加へ繋がっています。走り回って遊んでいた戸外は、秋の気配が色濃くなり、葉っぱが色づき落ち葉集めに栗やどんぐりなどの木の実拾いなど、感性をくすぐる素材がたくさん揃っています。保育園の周りには、豊かな自然があるので興味の幅が広がり、いろいろな遊びの種をたくさん見つけることが出来ます。創造力や表現力が増し様々な感性が育つ季節ですね。味覚も発達し、「おいしい」と思う感覚が食欲を誘います。いろいろな収穫が心育ちに繋がります。地球温暖化が自然に変化をもたらしていますが、北海道は、初秋から晩秋そして初冬へと季節の移り変わりを目や耳、肌、そして心で感じられる素晴らしい環境があります。いつまでも残していきたい財産ですね。

 

 秋も深まると、夏の疲れや寒さに向かう憂うつな気持ちからか、目覚めもすっきりせず、寒さで布団から出たくない。何となく保育園をお休みしたい気分になり、心のバランスが崩れやすくなることがあります。子どもは本当に病気ではないのですが、この心細さに、「お腹痛い」「頭が痛い」「足が痛い」と思い、言っているうちに本当に痛くなるようです。「心が風邪をひく」といいますが、「どうしたの?かぜかな」等と聞かれると熱も出て本当に風邪をひくこともあります。何となく心配や不安、淋しい気持になり心細くなるのかもしれませんね。一生懸命頑張っている時に頑張り過ぎると風邪をひきやすいのかもしれません。

 

 自分にとってリフレッシュできるホッとタイムを作ることも大切ですね。子ども達の変化に気づいた時は、一緒に話し合い「安心」をたくさん見つけていきましょう。大人も同じです。話を聞いてもらうだけで風邪をひかずに済むこともあります。そんな時はぜひ声をかけてくださいね。

 

 私ごと、カフェでコーヒーを飲みながら心地よいBGMと好きな本を小一時間程読むとリフレッシュして心の栄養剤を飲んだ気持ちになります。コミュニケーションはとても大切ですが、時にはひとり夢中になれるホッとする時間もよいものです。さぁ冬に備え心も体も元気に過ごせる冬支度。ラグビーのようにスクラム組みONE TEAM目指していきましょう。

 

 

令和元年11月

 


~ 心育ち 共に ~

 

 

 9月は体が鍛えられる行事がたくさんでした。一回り体が大きくなり、日焼けした肌がさらに逞しさを感じる子ども達です。保護者のみな様には、暖かいたくさんの応援に遠足のおいしいお弁当の準備と、たくさんのご協力をありがとうございました。

 

 縄跳び・ぽっくり・馬跳びなど朝夕と園庭に出ると運動会を目指し自主練習をする子ども達。跳べる回数が増える度に自信が顔に表れ、上手くできない友達の悔しさが継続する力に繋がり始め「素晴らしい」と感動しながら日々成長する子ども達の姿を園長室の窓から眺めていました。

 

 挑戦する気持ちが強くなり、できた時の達成感は0才~4才までぞれぞれの年齢の感じ方があり、感覚から感情に変化するのでしょうか。5才年長児になると、リーダーとしての統率力を持つ子、「大丈夫」と包容力に目覚める子、自分のできることに挑戦しようとする自尊心を持つ子など、年長としての責務を果たそうとするその行動は自信に満ちていました。

 

 何度も何種目もの練習に挑戦し、「最後まであきらめない」姿がありました。「頑張れ~!」と応援の力も入ります。園児席で待機する間も音楽が鳴ると他のクラスの種目にみんな一緒になって参加し、仲間意識や連携が自然と身についている姿に「逞しくなったなぁ」と本当に感動しました。体だけではなく、心も広く深く大きくなりました。その姿は、遠足を楽しむ姿やあそびの中でも感じられるようになりました。

 

 一歩前進するには、一人ひとりの歩幅があります。立ち止まり、振り返り、迷い、また前を向いて進み出す。のんびり、ゆっくり自分の足で踏み出せるタイミングまで「待つ」。私たち大人は、少しだけ手を差し伸べ見守る。じっくりと取り組み、夢中になれることを自分で見つけることが大切。「待つ」ことは、自立心が育つ種がたくさん詰まっているのでしょうね。育てたいですね夢中になれること。楽しめること。

 

 子どもの力は無限で様々なきっかけを作り出します。もちろん、良いことばかりではなく、挫折やいけない事も経験して初めて気づくのです。この気づきを身につけるための助けが大人の役割。経験があるからです。経験には説得力があります。話し合い行動し振り返ることで、心も体も育つ。そっと背中を押し合える、ケンカもできる、でも一緒にいると心地よい。仲間と共に育ち合えることが力になる。今年もたくさんの感動をありがとう。大好きな子ども達に感謝ですね。

 

令和元年10月

 


~ 備えあれば憂いなし ~

 

 9月6日午前3時7分。昨年の北海道胆振東部地震を思い出しますね。上野幌地区は、電気も水道も3~4日使えず「こんなに大変なんだ」と実感しました。保護者のみな様にはたくさんのご協力をいただき、様子を見に来て下さり、差し入れまでいただくなど感謝でいっぱいでした。

 みな様の暖かい気持ちや行動が1週間延期した運動会のお天気を晴天にしてくれたのだと思います。今年の運動会も一生懸命に諦めず何度も練習する子ども達の気持ちが通じ晴天になることを祈るばかりです。

 

 まごころ保育園の運動会の目的は、「最後まで諦めない」ことです。勝ち負けの裏の気持ちを大切にしたい。負けた人がいるから勝つ人がいるのです。力を合わせて練習した仲間がいる。出来た!勝った!その嬉しさ。勝ちたいけど勝てない悔しさ。その中で、達成感や共に称え合える感情の芽生えを実感すること。いつもと違う応援の雰囲気に子ども達はそこに立つだけでドキドキ。緊張感と戦い頑張っているのです。子ども達にも得意や苦手があり、でも、一人ひとり力いっぱい挑戦しようとします。精一杯「努力」しているのです。泣いたり、立ちつくしたりする姿もあると思いますが、それは、一生懸命に奮い立たせようとする心と緊張との戸惑いの気持が交差し葛藤する姿ではないでしょうか。運動会が終わった後にギューと抱きしめてもらった時。褒めてもらい、喜ぶ親子の会話が充実感となって満たされ達成感を経験するのです。「物」では得られない安心感です。ぜひぜひ、子ども達に愛情あふれた栄養をたっぷりと心に注いでほしいと思います。

 ご家庭のみな様の大きな声援と暖かい拍手をどのお子さんにもお願いします。さぁ、感動の運動会楽しみです。晴れますように。

 

 再び地震について、毎年行う法人合同防災訓練で昨年度本当に役立った伝言ダイヤル使用の練習を今年も保護者のみな様にもご協力をお願い致します。

「災害用伝言ダイヤル」に録音したメッセージを確認する練習です。4日は実際に伝言ダイヤルを練習できる日(練習日・時間が決まっています)ですので、保護者のみな様にはこの伝言ダイヤルのメッセージを聞き確認するご協力をお願い致します。

令和元年9月

 

~ 五感を育て合おう! 視・聴・臭・味・触 ~

 

 保育参観ではたくさんの参加、ご協力をいただきありがとうございました。あれっパパ?ママ?何か覗いてる?0,1,2才クラスでは、いつもと違う雰囲気に、確認・疑い・不安の表情と行動が見られ立派な社会性が育っている証拠です。たてわりクラスでは、あまりにも近くで大勢に見られるので緊張と圧迫感で、すごく静か・・。大人だって平常心でいるのは難しいですね。本来子どもは、お父さんやお母さん、みんなに見てもらうことは嬉しいことで、自分の存在や成長を見てもらい、自分をさらけ出せる「天真爛漫」さがあります。

 

 最近の子ども達は、「良いところを見てほしい」思いが緊張や不安となり、泣き出す・不機嫌になる・やりたくないなどの負の気持ちが大きくなっていくようです。保護者のみな様も我が子の成長に「上手くできるかな?」「うちの子は・・」と心配や友達とつい比べてしまう。親心としては、当り前ですね。「親の心子知らず」と言われた昔の格言が崩れるほど、大人の気持を感覚で受け取り敏感に反応するのです。きっと大人も子どもも「期待」と「理想」を心の奥底で感じ「ちゃんとしてほしい」「ちゃんとできるかな」と・・。一喜一憂するのかもしれません。

 失敗を経験し積みあげていく逞しさと、幼児期にたくさん自分を出し切ることで、少しずつ気遣いや場を読むなど社会性が培われ、一つずつ出来ないことが、出来た!自信に繋がっていく。また、いけないことをした時に叱られるメリハリ体験が大切ですよね。

 

 先日、三國シェフのお話を聴く機会があり、舌の根元近くに「みらい」という味覚を感知する場所があり、8才までに4味「甘い・酸っぱい・しょっぱい・苦い」を味合わないと将来切れやすい人になるそうですよ!自然食材の味を感じることが大事なのだそうです。「スローフード」という言葉がありますが、ヨーロッパでこの味覚を味わっていない、よく噛んでいない、しっかり朝食、質の良い食事をすることができていない危機感を子ども達に感じ作ったのだそうです。

 8才までに小脳が、12才までに大脳が発達完成するそうです。「この成長期を逃さないで」と話されていました。味覚を育て、おいしく素材の味を感じ食べること。味覚を知ることは、喜怒哀楽の感情にも繋がることに気づきました。泣くこと・怒ることを我慢し過ぎないで出すことで、哀しみや喜びの心も育つ。気持ちを出し合い考え、思いが合致し共有できると楽しい。豊かな心を育むために、五感をバランスよく育てることが本当に大切ですね。そして、大人も一緒に五感を研ぎ澄ましていきましょう。もう一つ。大人が必要なことは、「待つ」ことでしょうか。

令和元年8月

 

~ 第1次成長の時期でしょうか ~

 

 過ごしやすい気候になりましたね。クラス懇談会、個別懇談のご協力ありがとうございます。戸外活動も活発になり新しく仲間入りした友達も、一つ大きくなった友達も、新クラスに慣れ自己発揮し始めました。6月~7月頃は、子ども達の心がグッと成長します。

 

 0才児さんは、成長が大きく、担当保育士に後追いする姿や指差し、「あっ!あっ!」と気持ちを伝える様子が見られます。体の成長も著しく、寝返りからずり這い、ハイハイ、つかまり立ち、ついに歩き出すなど一人ひとりの成長が目に見えて感じます。

 1才児さんは、動作だけではなく言葉で伝えようとし、自分のしたいことを主張し、友達の遊んでいるおもちゃで自分も遊びたいなど、自他の区別や自我が芽生え始めています。「イヤイヤ期」の始まりでしょうか。

 2才児さんは、さらにパワーアップして「世界は自分のもの!」と思う程の譲れない気持と、一人でしたい気持ちに日々戦い始めています。

 たてわりクラスでは、3才児ほし組は、年上の友達の行動をしっかり見て真似をし、「できた!」と自信がついてきました。4才児つき組は、年下の友達が身近にできたことで、手伝いをしたい気持ちが強くなり、ハッと気づくと自分のことをするのを忘れて慌てることもしばしばあります。5才児にじ組は、園のリーダーとして、お当番活動に一生懸命。自分達で解決しようとする姿が眩しいです。たてわりという異年齢を通した活動は、心が育ち、体も育つ魔法があり、友達を通して、いろいろな感情が芽生え、ケンカもする。でも仲直りも出来る。やっぱり友達がいることは最高!「気持の共有」ができるからです。不足と言われる「コミュニケーション力」の原点と思います。

 

 幼児期にいろいろな経験を積んで、感情の幅をたくさん持ってほしいと願います。

 「あそび」という学習を通して、考える力を培い、創意工夫しあそびの方法など「展開」していく。その中で、達成感や悲壮感も感じる。周りにいろんな意見を持った人がいる。耳を傾け、観察し、真似て、実践する。一人でできた!みんなでできた!!達成感に違った気持ちがある。悔しさにも違った気持ちがある。友達と保育士と「気持の共有」ができる。気持ちの芽が大地から出始めるのが、今、この時期です。年齢に沿った発達。もっともっと大きくな~れ! お父さん、お母さん、成長しようとする子ども達の背中をそっと押していきましょう。子ども達が自信を持って進めるように、一緒に手を取り合いながら。

 さぁ、小さな冒険家達は、今日はどんな発見をしてくるのかな。楽しみですね。

 

令和元年7月

 

~ 心の豊かさ 備えあれば 憂いなし!でありたい ~

 

 5月は大型連休の楽しい休みから始まりました。しかし、どうにもできない辛い事故や事件が続き、また、北海道の5月とは思えない真夏の気温にも驚きでしたね。何かの歯車がかけ違ったように違和感のあるこの頃です。

 憤りと何をどうしたら「安心・安全」を守れるかと思いあぐねるばかりです。一人ひとり大切な小さな命をどのように守り、育てるか。

 思いもよらない事が起きるからこそ、様々な経験や体験をたくさんする。どうしたら良いかを自分たちで考える。成功体験をたくさん積み重ね「これでいいんだ」と思える『自信』を持ってほしいですね。また、失敗体験を通し、悔しい気持ち、悲しい気持ちなどの経験の中で、自分の思いと友達や周りの人と時には違う思いがあることを発見することも大切。「自分の都合に合わせたこれでいいんだ!」は、決して良い行動や考えに繋がらないことに気づくきっかけにもなります。そして、また前に向かっていく心がとても必要ですね。

 

 子育ては、1本の樹木のように、親や周りの大人が「大地」となり土台の役目。子どもは栄養をどんどん吸収し、楽しい、感動、嬉しい、悲しい、悔しい、怖い、いろいろな経験の中で枝葉を四方八方へ伸ばして行く。思考し行動を起こし、そして結果を出す。その結果が様々な花や実になっていくのでしょうね。もっと頑張る。もう一度挑戦。時には諦める。迷い、悩んだ時こそ、周りの大人は、太陽となり背中を押す。暑すぎたら雲になって涼しくする。時には雨を降らし、冷静になれるように導く・・。

 

 全てに手を差し伸べるのではなく、「頑張れ!」と目を離さずに少し遠くから見守ることができる大人になりたいですね。大きな樹に育つか、嵐に負けそうな樹のままか。子ども達の生きる力を強固なものにする「肥料」になれるよう私達大人はスクラムを組み「共育て」していきましょう。未来の大人達のために。

令和元年6月

 


~ 会話って楽しい!面白い!会話コミュニケーション ~

 

 連休はどのように過ごされましたか?桜も梅の花も一斉に「お待たせしました!」というように開花し、公園では、子ども達が元気一杯走り回ってあそんでいました。賑やかな子ども達の声が響いているのはいいものです。遊んだ思い出やお出かけしたこと、おじいちゃんおばあちゃんに会ったこと、いろいろ経験したことをたくさん「会話」していますか。会話を楽しむことはとても大切です。思い出して話す、楽しい、面白い等いろんな感情を感じることができ、話す、聞くことで心が満たされます。赤ちゃんにも伝わります。パパ、ママに「○○楽しかったねぇ」と笑顔で話しかけられると、嬉しい、楽しい感情が育ち、いつの間にか笑顔になっていますよ。ぜひ、会話コミュニケーションの時間をたくさん作り、言葉と心育ちにつなげていきましょう。

 

 しかし、最近の会話は、深まりや広がりが少ないと感じる時があります。豊かな言葉で表現するには、周りの大人が豊富な語彙で話す。「今日は楽しかったね。」「うん、楽しかった」で終わっていませんか?例えば、「ママは、○○が面白かったなぁ。」「△△になっているんだね。」など具体的に話すことで、「へ~ママは○○が好きなんだ」「そんな風だったかな?」と思い出し会話が弾んできます。また、何かを伝える時などいろいろな言葉で表現できることは「想像する力」が養われます。保育園でも、語彙をたくさん増やした会話を楽しんでいこうと話し合っています。会話は、一方的に話す・質問するだけではなく、相手の目を見て「言葉のキャッチボール」をする。正しい日本語をたくさんの種類の言葉で表現できる「語彙」を私達大人が身につけて、魅力的な会話をしていきたいものです。日本語は情景などを表す美しい言葉がたくさんあり、使わないともったいないですし、風化しないよう伝えたいですね。

 

 連休の30日に休日開園し、他園に通っている友達も一緒に遊びました。ドキドキしながらの登園。あそび始めると互いにスーッと友達になり、食事も昼寝もしっかりと楽しく過ごしました。子どもの力はすごいですね。きっと保護者のみなさんは、我が子に「ごめんね」と詫びながら職場へ向かったことでしょうね。休日のお仕事、お疲れ様でした。様々な経験を豊かな語彙で話し、よく聞き、会話コミュニケーションの力を深めていきましょう。

 

令和元年 2019年5月


春よ 来い来い! 出会いは素晴らしい

 

 先月、12名のにじ組さんが期待とちょっぴりの不安を胸に、笑顔一杯、元気に手を振って巣立って行きました。未来を目指して、自分らしく小学校生活を過ごしてほしいと心から願います。

 春は心がざわめく季節ですね。別れや新しい出会いがあり仲間ができる。出会いを大切にしたい。9名の新しい仲間が増え、とても嬉しく少しずつ仲良くなっていくことが楽しい。どうぞよろしくお願い致します。

 

 昨年法人は100周年を迎え、その長き歴史の中でたくさんの人と出会い、その出会いを大切にしてきた先達の思いが引き継がれて来ました。保育園でも、“人”とのふれあいの大切さを子ども達に伝え、未来へ繋いでいきたいと思います。

 保育園では「暖かい」保育を大切にしております。「暖かい」という漢字を使うのは、人・動物・植物・遊具・建物・物、すべてにあたたかい心が育つことを大切する思いが込められております。保育園の理念でもある「のびやかに たくましく」「すこやかに やさしく」の中には、この「暖かさ」を基本として、優しさや素直、正しさや厳しさなどいろいろな状況や心情を経験する中で、挑戦し、しっかり考え、時には失敗しながらもたくさんの気持ちが育つ。そして、いっぱい遊び、たくさん食べ、ぐっすり眠り安定した生活を通して、丈夫な体を作り、心身ともに元気一杯に、すべてに暖かい優しい心がすくすくと育ってほしいという思いが込められています。

 

私たち職員も子ども達と一緒に経験し、育ち合い成長できるよう「暖かい保育」を基盤に、保護者のみな様と手を取り合い、力を合わせ、見守り、一緒に考え、子育ての方向を同じにして共に育て合う「共育て」を大切にしています。周りの大人が同じ目線でいることで、子ども達が心身ともに安心して成長へとつながっていくと考えるからです。子ども達一人ひとりの持っている力を出し合い、のびのび、ワクワクと楽しい保育園生活が過ごせるよう、暖かい笑顔と明るい保育を目指してまいります。「まごころ」の名前に負けない心のこもった「ほっとする居場所」「ふるさと」になるようスクラムを組んでまいります。

 

さぁ新年度スタートです。新年長にじ組はとても張り切っていますね。13名の新にじ組さん、後輩をよろしくお願いします。子ども達は新しい環境に慣れようと精一杯力を出し切ることと思います。一生懸命の子ども達にお迎えの際には、ギューっと抱きしめて頭を撫でてくださいね。明日の活力になります。お父さん、お母さんも我が子の頑張りにパワーをもらえますよ。子ども達、保護者のみな様も、体調管理を万全に過ごしていきましょうね。春よ~来い!来い!! 今年度もよろしくお願致します。

 

 

2019年4月