~ 備えあれば憂いなし ~

 

 9月6日午前3時7分。昨年の北海道胆振東部地震を思い出しますね。上野幌地区は、電気も水道も3~4日使えず「こんなに大変なんだ」と実感しました。保護者のみな様にはたくさんのご協力をいただき、様子を見に来て下さり、差し入れまでいただくなど感謝でいっぱいでした。

 みな様の暖かい気持ちや行動が1週間延期した運動会のお天気を晴天にしてくれたのだと思います。今年の運動会も一生懸命に諦めず何度も練習する子ども達の気持ちが通じ晴天になることを祈るばかりです。

 

 まごころ保育園の運動会の目的は、「最後まで諦めない」ことです。勝ち負けの裏の気持ちを大切にしたい。負けた人がいるから勝つ人がいるのです。力を合わせて練習した仲間がいる。出来た!勝った!その嬉しさ。勝ちたいけど勝てない悔しさ。その中で、達成感や共に称え合える感情の芽生えを実感すること。いつもと違う応援の雰囲気に子ども達はそこに立つだけでドキドキ。緊張感と戦い頑張っているのです。子ども達にも得意や苦手があり、でも、一人ひとり力いっぱい挑戦しようとします。精一杯「努力」しているのです。泣いたり、立ちつくしたりする姿もあると思いますが、それは、一生懸命に奮い立たせようとする心と緊張との戸惑いの気持が交差し葛藤する姿ではないでしょうか。運動会が終わった後にギューと抱きしめてもらった時。褒めてもらい、喜ぶ親子の会話が充実感となって満たされ達成感を経験するのです。「物」では得られない安心感です。ぜひぜひ、子ども達に愛情あふれた栄養をたっぷりと心に注いでほしいと思います。

 ご家庭のみな様の大きな声援と暖かい拍手をどのお子さんにもお願いします。さぁ、感動の運動会楽しみです。晴れますように。

 

 再び地震について、毎年行う法人合同防災訓練で昨年度本当に役立った伝言ダイヤル使用の練習を今年も保護者のみな様にもご協力をお願い致します。

「災害用伝言ダイヤル」に録音したメッセージを確認する練習です。4日は実際に伝言ダイヤルを練習できる日(練習日・時間が決まっています)ですので、保護者のみな様にはこの伝言ダイヤルのメッセージを聞き確認するご協力をお願い致します。

令和元年9月

 

~ 五感を育て合おう! 視・聴・臭・味・触 ~

 

 保育参観ではたくさんの参加、ご協力をいただきありがとうございました。あれっパパ?ママ?何か覗いてる?0,1,2才クラスでは、いつもと違う雰囲気に、確認・疑い・不安の表情と行動が見られ立派な社会性が育っている証拠です。たてわりクラスでは、あまりにも近くで大勢に見られるので緊張と圧迫感で、すごく静か・・。大人だって平常心でいるのは難しいですね。本来子どもは、お父さんやお母さん、みんなに見てもらうことは嬉しいことで、自分の存在や成長を見てもらい、自分をさらけ出せる「天真爛漫」さがあります。

 

 最近の子ども達は、「良いところを見てほしい」思いが緊張や不安となり、泣き出す・不機嫌になる・やりたくないなどの負の気持ちが大きくなっていくようです。保護者のみな様も我が子の成長に「上手くできるかな?」「うちの子は・・」と心配や友達とつい比べてしまう。親心としては、当り前ですね。「親の心子知らず」と言われた昔の格言が崩れるほど、大人の気持を感覚で受け取り敏感に反応するのです。きっと大人も子どもも「期待」と「理想」を心の奥底で感じ「ちゃんとしてほしい」「ちゃんとできるかな」と・・。一喜一憂するのかもしれません。

 失敗を経験し積みあげていく逞しさと、幼児期にたくさん自分を出し切ることで、少しずつ気遣いや場を読むなど社会性が培われ、一つずつ出来ないことが、出来た!自信に繋がっていく。また、いけないことをした時に叱られるメリハリ体験が大切ですよね。

 

 先日、三國シェフのお話を聴く機会があり、舌の根元近くに「みらい」という味覚を感知する場所があり、8才までに4味「甘い・酸っぱい・しょっぱい・苦い」を味合わないと将来切れやすい人になるそうですよ!自然食材の味を感じることが大事なのだそうです。「スローフード」という言葉がありますが、ヨーロッパでこの味覚を味わっていない、よく噛んでいない、しっかり朝食、質の良い食事をすることができていない危機感を子ども達に感じ作ったのだそうです。

 8才までに小脳が、12才までに大脳が発達完成するそうです。「この成長期を逃さないで」と話されていました。味覚を育て、おいしく素材の味を感じ食べること。味覚を知ることは、喜怒哀楽の感情にも繋がることに気づきました。泣くこと・怒ることを我慢し過ぎないで出すことで、哀しみや喜びの心も育つ。気持ちを出し合い考え、思いが合致し共有できると楽しい。豊かな心を育むために、五感をバランスよく育てることが本当に大切ですね。そして、大人も一緒に五感を研ぎ澄ましていきましょう。もう一つ。大人が必要なことは、「待つ」ことでしょうか。

令和元年8月

 

~ 第1次成長の時期でしょうか ~

 

 過ごしやすい気候になりましたね。クラス懇談会、個別懇談のご協力ありがとうございます。戸外活動も活発になり新しく仲間入りした友達も、一つ大きくなった友達も、新クラスに慣れ自己発揮し始めました。6月~7月頃は、子ども達の心がグッと成長します。

 

 0才児さんは、成長が大きく、担当保育士に後追いする姿や指差し、「あっ!あっ!」と気持ちを伝える様子が見られます。体の成長も著しく、寝返りからずり這い、ハイハイ、つかまり立ち、ついに歩き出すなど一人ひとりの成長が目に見えて感じます。

 1才児さんは、動作だけではなく言葉で伝えようとし、自分のしたいことを主張し、友達の遊んでいるおもちゃで自分も遊びたいなど、自他の区別や自我が芽生え始めています。「イヤイヤ期」の始まりでしょうか。

 2才児さんは、さらにパワーアップして「世界は自分のもの!」と思う程の譲れない気持と、一人でしたい気持ちに日々戦い始めています。

 たてわりクラスでは、3才児ほし組は、年上の友達の行動をしっかり見て真似をし、「できた!」と自信がついてきました。4才児つき組は、年下の友達が身近にできたことで、手伝いをしたい気持ちが強くなり、ハッと気づくと自分のことをするのを忘れて慌てることもしばしばあります。5才児にじ組は、園のリーダーとして、お当番活動に一生懸命。自分達で解決しようとする姿が眩しいです。たてわりという異年齢を通した活動は、心が育ち、体も育つ魔法があり、友達を通して、いろいろな感情が芽生え、ケンカもする。でも仲直りも出来る。やっぱり友達がいることは最高!「気持の共有」ができるからです。不足と言われる「コミュニケーション力」の原点と思います。

 

 幼児期にいろいろな経験を積んで、感情の幅をたくさん持ってほしいと願います。

 「あそび」という学習を通して、考える力を培い、創意工夫しあそびの方法など「展開」していく。その中で、達成感や悲壮感も感じる。周りにいろんな意見を持った人がいる。耳を傾け、観察し、真似て、実践する。一人でできた!みんなでできた!!達成感に違った気持ちがある。悔しさにも違った気持ちがある。友達と保育士と「気持の共有」ができる。気持ちの芽が大地から出始めるのが、今、この時期です。年齢に沿った発達。もっともっと大きくな~れ! お父さん、お母さん、成長しようとする子ども達の背中をそっと押していきましょう。子ども達が自信を持って進めるように、一緒に手を取り合いながら。

 さぁ、小さな冒険家達は、今日はどんな発見をしてくるのかな。楽しみですね。

 

令和元年7月

 

~ 心の豊かさ 備えあれば 憂いなし!でありたい ~

 

 5月は大型連休の楽しい休みから始まりました。しかし、どうにもできない辛い事故や事件が続き、また、北海道の5月とは思えない真夏の気温にも驚きでしたね。何かの歯車がかけ違ったように違和感のあるこの頃です。

 憤りと何をどうしたら「安心・安全」を守れるかと思いあぐねるばかりです。一人ひとり大切な小さな命をどのように守り、育てるか。

 思いもよらない事が起きるからこそ、様々な経験や体験をたくさんする。どうしたら良いかを自分たちで考える。成功体験をたくさん積み重ね「これでいいんだ」と思える『自信』を持ってほしいですね。また、失敗体験を通し、悔しい気持ち、悲しい気持ちなどの経験の中で、自分の思いと友達や周りの人と時には違う思いがあることを発見することも大切。「自分の都合に合わせたこれでいいんだ!」は、決して良い行動や考えに繋がらないことに気づくきっかけにもなります。そして、また前に向かっていく心がとても必要ですね。

 

 子育ては、1本の樹木のように、親や周りの大人が「大地」となり土台の役目。子どもは栄養をどんどん吸収し、楽しい、感動、嬉しい、悲しい、悔しい、怖い、いろいろな経験の中で枝葉を四方八方へ伸ばして行く。思考し行動を起こし、そして結果を出す。その結果が様々な花や実になっていくのでしょうね。もっと頑張る。もう一度挑戦。時には諦める。迷い、悩んだ時こそ、周りの大人は、太陽となり背中を押す。暑すぎたら雲になって涼しくする。時には雨を降らし、冷静になれるように導く・・。

 

 全てに手を差し伸べるのではなく、「頑張れ!」と目を離さずに少し遠くから見守ることができる大人になりたいですね。大きな樹に育つか、嵐に負けそうな樹のままか。子ども達の生きる力を強固なものにする「肥料」になれるよう私達大人はスクラムを組み「共育て」していきましょう。未来の大人達のために。

令和元年6月

 


~ 会話って楽しい!面白い!会話コミュニケーション ~

 

 連休はどのように過ごされましたか?桜も梅の花も一斉に「お待たせしました!」というように開花し、公園では、子ども達が元気一杯走り回ってあそんでいました。賑やかな子ども達の声が響いているのはいいものです。遊んだ思い出やお出かけしたこと、おじいちゃんおばあちゃんに会ったこと、いろいろ経験したことをたくさん「会話」していますか。会話を楽しむことはとても大切です。思い出して話す、楽しい、面白い等いろんな感情を感じることができ、話す、聞くことで心が満たされます。赤ちゃんにも伝わります。パパ、ママに「○○楽しかったねぇ」と笑顔で話しかけられると、嬉しい、楽しい感情が育ち、いつの間にか笑顔になっていますよ。ぜひ、会話コミュニケーションの時間をたくさん作り、言葉と心育ちにつなげていきましょう。

 

 しかし、最近の会話は、深まりや広がりが少ないと感じる時があります。豊かな言葉で表現するには、周りの大人が豊富な語彙で話す。「今日は楽しかったね。」「うん、楽しかった」で終わっていませんか?例えば、「ママは、○○が面白かったなぁ。」「△△になっているんだね。」など具体的に話すことで、「へ~ママは○○が好きなんだ」「そんな風だったかな?」と思い出し会話が弾んできます。また、何かを伝える時などいろいろな言葉で表現できることは「想像する力」が養われます。保育園でも、語彙をたくさん増やした会話を楽しんでいこうと話し合っています。会話は、一方的に話す・質問するだけではなく、相手の目を見て「言葉のキャッチボール」をする。正しい日本語をたくさんの種類の言葉で表現できる「語彙」を私達大人が身につけて、魅力的な会話をしていきたいものです。日本語は情景などを表す美しい言葉がたくさんあり、使わないともったいないですし、風化しないよう伝えたいですね。

 

 連休の30日に休日開園し、他園に通っている友達も一緒に遊びました。ドキドキしながらの登園。あそび始めると互いにスーッと友達になり、食事も昼寝もしっかりと楽しく過ごしました。子どもの力はすごいですね。きっと保護者のみなさんは、我が子に「ごめんね」と詫びながら職場へ向かったことでしょうね。休日のお仕事、お疲れ様でした。様々な経験を豊かな語彙で話し、よく聞き、会話コミュニケーションの力を深めていきましょう。

 

令和元年 2019年5月


春よ 来い来い! 出会いは素晴らしい

 

 先月、12名のにじ組さんが期待とちょっぴりの不安を胸に、笑顔一杯、元気に手を振って巣立って行きました。未来を目指して、自分らしく小学校生活を過ごしてほしいと心から願います。

 春は心がざわめく季節ですね。別れや新しい出会いがあり仲間ができる。出会いを大切にしたい。9名の新しい仲間が増え、とても嬉しく少しずつ仲良くなっていくことが楽しい。どうぞよろしくお願い致します。

 

 昨年法人は100周年を迎え、その長き歴史の中でたくさんの人と出会い、その出会いを大切にしてきた先達の思いが引き継がれて来ました。保育園でも、“人”とのふれあいの大切さを子ども達に伝え、未来へ繋いでいきたいと思います。

 保育園では「暖かい」保育を大切にしております。「暖かい」という漢字を使うのは、人・動物・植物・遊具・建物・物、すべてにあたたかい心が育つことを大切する思いが込められております。保育園の理念でもある「のびやかに たくましく」「すこやかに やさしく」の中には、この「暖かさ」を基本として、優しさや素直、正しさや厳しさなどいろいろな状況や心情を経験する中で、挑戦し、しっかり考え、時には失敗しながらもたくさんの気持ちが育つ。そして、いっぱい遊び、たくさん食べ、ぐっすり眠り安定した生活を通して、丈夫な体を作り、心身ともに元気一杯に、すべてに暖かい優しい心がすくすくと育ってほしいという思いが込められています。

 

私たち職員も子ども達と一緒に経験し、育ち合い成長できるよう「暖かい保育」を基盤に、保護者のみな様と手を取り合い、力を合わせ、見守り、一緒に考え、子育ての方向を同じにして共に育て合う「共育て」を大切にしています。周りの大人が同じ目線でいることで、子ども達が心身ともに安心して成長へとつながっていくと考えるからです。子ども達一人ひとりの持っている力を出し合い、のびのび、ワクワクと楽しい保育園生活が過ごせるよう、暖かい笑顔と明るい保育を目指してまいります。「まごころ」の名前に負けない心のこもった「ほっとする居場所」「ふるさと」になるようスクラムを組んでまいります。

 

さぁ新年度スタートです。新年長にじ組はとても張り切っていますね。13名の新にじ組さん、後輩をよろしくお願いします。子ども達は新しい環境に慣れようと精一杯力を出し切ることと思います。一生懸命の子ども達にお迎えの際には、ギューっと抱きしめて頭を撫でてくださいね。明日の活力になります。お父さん、お母さんも我が子の頑張りにパワーをもらえますよ。子ども達、保護者のみな様も、体調管理を万全に過ごしていきましょうね。春よ~来い!来い!! 今年度もよろしくお願致します。

 

 

2019年4月


~別れは出会いの始まり「報恩謝徳」を持って~

 

 この四文字熟語の意味は、受けためぐみや恩に対してむくいようと、感謝の気持ちを持つこと「恩に報い、徳に謝す」「報恩」は、めぐみに報いる、恩を返すこと、「謝恩」は、恩徳(めぐみ)に感謝することだそうです。出会いは、人にとって恵みではないでしょうか。友達や仲間を得る。楽しいこと、嬉しいことが出会いによって経験できる。また逆に悲しいこと、辛いこともあるかもしれません。でも、その経験が、良きも悪しきことも自分の肥しとなり、気づき、知ることに繋がっていくのだと思います。人との出会いには、意味があるのです。

 

 まごころ保育園と卒園する12名の子ども達との出会い。そして子ども達の保護者のみな様、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟のみなさん。一人との出会いから何人もの出会いに繋がっていきます。いつも「感謝」の気持を持っていたいですね。恩をかえすということは、感謝するということではないでしょうか。

 

 ちょっぴり照れ屋で、緊張しやすく、とても優しい、友達思いで我慢強く、暖かいにじ組のお友達です。「ありがとう」を言えるみんなは立派です。それぞれのありがとうの意味を考えて、もっと心から「ありがとう」が言える12名になってほしいと願います。自分は自分でいいんだよ。自分の気持を伝えられる、夢を追いかける一年生になってね。保護者のみな様は、新しい旅立ちに嬉しさと心配でいっぱいでしょう。心配な時は、我が子が生まれた瞬間の嬉しい「感謝」の気持を思い出してください。子ども達は力強く一人でこの世に生れて来たのです。「大丈夫、大丈夫ですよ」思うより子ども達はたくましいですよ。

 

 別れは出会いの始まりといいますが、惜別の情で淋しく辛いものです。にじ組さんも、退園していく友達も職員もみんな同じ惜別の気持でいっぱいです。この惜別を感謝に変えて、いつまでも大切に心に刻んでいこう。そして、新しい出会いに胸を張って向かっていきたいですね。

 

 大好きな12名のにじ組さん。卒園おめでとう!!さぁ、元気に飛び出そう!!

きみ達の未来は輝いているよ!!夢は自分の手で心でつかむんだよ。ずっと応援しています。

出会いに感謝。良き出会いを。 

 

2019年3月


~今こそ 地域力~

 

 「今の子育て事情」について、地域の中で夏祭りなどいろいろ行事がありますが、その担い手の町内会等の役員さんは、仕事を定年退職した方々が多く、何役も係りをこなすなど忙しい。若い人達にたくさんの参加をと願っていますが、参加人数が減っている現象があるそうです。その原因を研究している大学の先生のお話を聞きました。札幌市を調べていくと、厚別区は住んでいる方々の定着率が高く、子育てなどのお手伝いや見守りの力が高いそうです。素晴らしい事です。「安心して子育てができる環境である」ということです。

 

 ところが、共働き家庭も多く、町内会やサロンなどたくさんの催しがあるものの時間帯が合わない、日曜日は家族と過ごす休日で予定がある。子どもも習い事等で忙しい・・・。現代の子育て事情も絡んでいます。しかし、我が子のためなら、参加させたい。自分が経験した楽しいふるさとのお祭り等の経験をさせたいと願う方々が多いようです。高齢者が増え、少子化といわれますが、高齢者の方々は、いろいろなことを知る知識者の方がたくさんいます。「何かお手伝いできることがあればなぁ」と手を差し伸べたいけれど、チャンスがないと意欲をお持ちの方々が厚別区にも多くいらっしゃいます。保育園の周りの地域の方々もそうです。とても暖かく見守り「こどもの声はいいね」と話してくださいます。どのような形で力を・・と考えますが、保育園もチャンスを逃しているように感じました。

 

 それぞれの立場で、良いつながりを求め、「マンパワーの活かし方」を工夫する時代になのでしょうね。次世代交流は大切。異年齢の子ども達・若者・親世代・祖父母世代・・人のたての繋がりは、人の心や社会性が育ちます。肩肘を張らず、みなぎる力をバランスよく支え合いたいですね。保育園もその発信源になれるよう模索、研究し、コミュニティの発信地の一つになれるように努力が必要と感じました。

 

 法人内に「カフェ ラベンダー」が10時~16時まで(今は水曜休み)オープン中です。地域の方々や保育園の親子さんも集ってくださいます。隣が「多目的ポプリ」という部屋があり「地域子育て支援」の場所として保育園の役割となっています。少しずつ、利用方法を模索し、保育園とのつながりを広げながら活動を工夫していきます。お楽しみに!ぜひ、カフェでも一息、コーヒーでも・・。地域力大切にしていきたいですね。

 

2019年2月


~『平成』最後のお正月 次の時代は・・~

 

「平成」の次の時代はどんな未来が待っているのでしょうか。昭和を代表する「サザエさん」平成の「クレヨンしんちゃん」と時代を反映したアニメがありますが、次はどんな家族像の主人公が登場するのでしょうか。

 

 私達は『時代という環境の中』で生活しています。昭和初期には、今の家庭に当たり前にある物が一つ一つ揃っていきました。テレビがカラーテレビになり、今は4Kに進化。二層式洗濯機は、全自動洗濯機へ。ドラム式もありますね。ダイヤル式の固定電話がプッシュフォンへ。今は個人持ちの携帯電話が主流になりました。蛍光灯がLEDに変わりつつあり、飲料水も買う時代になりました。和式トイレから洋式トイレへ。ウォシュレットも当たり前になりました。ワープロからパソコンへ。そしてスマートフォンやタブレットに進化。昭和に進化を遂げたものが平成にはあるのが当たり前です。ない事を知らない人にとって、「なくなる」ことが想像できないですよね。

 

 昨年9月6日に起きた震災で、子ども達は生まれて初めて「ブラックアウト」現象を経験しました。真っ暗な世界です。電気の明かりが必ずどこかにあるのが当たり前ですから、その恐怖心は、私達大人よりも大きかったことでしょう。

 昭和時代は、いろいろな経験から便利で丁寧な物作りがエネルギー源だったのでしょうね。平成時代は、様々なものがスリム化やコンパクト化されました。これからの時代の進化は、先日、ドラマで取り上げていましたが、無人で働く車やAI搭載の自動車やロボット等が活躍をしていくのでしょうね。それは素晴らしい事です。

 

 しかし、人が生きていく為に一番大切なことは、「コミュニケーション」ではないかと思います。コミュニケーションが成立しないと、便利グッズに囲まれても心が育たない。心が満たされない。利己主義的な考えや、相手の気持ちに気づけない人が増えそうです。自らの体で、手で、足で、頭で体験、経験し考えること。仲間と考え合うこと。他者を認めることなど成長著しい幼児期から「心が育つ環境作り」を大切にしたいですね。

 

 子ども達の未来が、生き生きと活動できる社会になるよう周りの大人が手を取り合い、安心で希望に満ちた環境を整えたいですね。古き良き日本の伝統を伝承し、時代の変化を見極めた新風を巻き込み、みんなで子育てし合える環境が大切と改めて感じます。アトムのような心あるロボットができる未来であってほしいと願います。

2019年1月


~ 達成感って気持ちいいね ~

 

 生活発表会。最初はピーンと張りつめた空気に子ども達はギュッと身が引き締まる緊張感に包まれていましたが、時間が経つとだんだんいつもの姿になってきました。最後までやり抜く力をちゃんと持ち、友達仲間と一緒に演じることが、嬉しい、楽しい、安心に繋がり一つのまとまった大きな力となる。

 発表が終わった・・。ホッとした気持ちと共にやり遂げた達成感が生まれ、心の中がワクワクした感覚、それが心地いい。

 

 さくらんぼ組もいちご組も泣かずに参加し、みかん組は、演技力が素晴らしかったですね。たてわりクラスは、劇と言葉劇にセリフをしっかり覚え、よこわりのほし組は、お話の世界に楽しんで参加し、つき組はオペレッタに自信を持って演じ、にじ組は、楽器や手話に幕間とたくさんのことを覚え、年下の友達のリードと、きっちりと役割をこなしていました。さすがですね。一人ひとりがとても輝き、パワーあふれる発表会でした。作品展もご覧いただけましたか?「はさみ」切るというテーマに沿って年齢発達に合わせた作品がかわいく絵本の世界にマッチングしていました。みんな素敵でした。また一つ。貴重な経験が増えました。

 

閉会にお話した幼児期の終わりまでに「育ってほしい10の姿」について少しふれますね。

10の姿は、

「健康な心と体」

「自立心」

「協同性」

「道徳性・規範意識の芽生え」

「社会生活との関わり」

「思考力の芽生え」

「自然との関わり・生命尊重」

「数量や図形、標識や文字等への関心」

「感覚・言葉による伝え合い」

「豊かな感性と表現」

です。

 

 この姿は年長児が卒園するまでの達成評価ではなく、どのような経験を子ども達に保障できるかがポイントで、この姿を通して幼児期の育ちと学びを小学校へ引継ぎ伝えていく内容でもあります。集団生活は一人ひとりの個が集まりできた形。一人ひとりの成長を友達と共にあそびの中から学び育っていくこと。それは、物事に興味や関心を持たないと「やる気」には繋がりません。「どうして?」「なぜ?」「こうしたらどう?」「おもしろいな」「その先は何があるのかな」と探求する心を育てることが幼児期にはとても大切なのですね。人は得手不得手があり、得意はより伸びるように、苦手はあきらめないで挑戦する意欲を持てるように繋げたいですね。

 そのために大人に必要なことは、目を合わせ、「発表会素敵だったね。頑張ったね。」など言葉で気持ちをしっかりと伝えることも大切。「認められる」ことが何よりも自信と関心に繋がります。「共育て」は、大人同士の育ち合いでもあります。一人ひとりの健やかな成長を願って一緒にスクラムをさらに組んでいきましょうね。

みんな!感動の生活発表会をありがとう!確実に子ども達は成長していますね。

2018年12月


~物思う秋・元気な秋・・秋を見つけよう~

 

 紅葉が本当にきれいですね。園庭の道路側に並んでいる「ドウダンツツジ」の真っ赤な葉は見事

 

 こんなに赤いのは初めてです。ぜひ見てくださいね。自然の美しさを目にすると、心にホッと燈が灯るように感じます。この気持ち、感覚を子ども達に伝えたいですね。四季がはっきりいている北海道は、さまざまな感性が育つ経験を積むことができる素晴らしい環境がありますね。

 

 先月の13日に法人100周年祝賀会がありました。にじ組の12名のお友達はオープニングの挨拶と「ありがとうの花」の歌に手話を交え、利用者様と一緒に披露しました。お客様から暖かい笑顔とたくさんの拍手をいただき、自信と達成感を味わい帰って来ました。

 

 立派でしたよ。

 

「ほうわくんTシャツ」を記念にプレゼントしてもらい、にじ組のお母様から女の子は髪飾り、男の子は蝶ネクタイのお揃いのリボンを作って下さり、みんなお揃いで結束力も高まりました。毎日にじ組さんの誰かが着ているので、年長さんに憧れている後輩のみんなは「いいなぁ」と羨望の眼差しです。「憧れ」は「目標」に変化していきます。「あんな風になりたい!」「すごいなぁ」「自分もしてみたい!」と憧れの気持を持つことは素敵です。憧れの対象になると、「お手本」になろうと切磋琢磨していく相乗効果もあります。仲間っていいな。友達って心地いい。ケンカもするけど言い合えるから分かち合える。保育園では、0歳児から仲間作りが始まり、それぞれの年齢の発達に沿った人とのかかわりの中で「仲間」「友達」の存在が大きく大切になっていきます。

 

 ところで、「秋」って何?盛りを過ぎ終わりが来るような淋しいイメージがありますが、暑さの厳しい夏を過ごし、さわやかな秋になると人々の活力も回復しいろいろな面で活動も盛んになる。それが「芸術の秋」「読書の秋」「食欲の秋」「実りの秋」「スポーツの秋」などですね。さまざまな秋にはたくさんの感性の種が撒かれます。

心が育つ原点は、自分の目で見て、耳で聞いて、手で触って、心で感じる経験を積むこと。いろいろな経験を積み重ね、周りの大人みんなで感性や創造性を育て合いしたいですね。にじ組さんは一つ素敵な心育ちの秋を見つけましたね。

 

2018年11月


~ 経験の中で感じて活かす 心の種を蒔こう ~

 

 1週間延期した運動会。みんなの心の不安は大丈夫か気にしながら、モチベーションをあげ当日を迎えました。しかし子ども達の前向きな姿勢と仲間を思う気持ちが素晴らしく、その気持を包み込む暖かい応援をたくさんくださったご家庭のみな様には本当に感謝しています。素敵な感動の運動会。子ども達の力は本当にすごいですね。暖かい応援やたくさんのご協力をありがとうございました。

予想外の大きな地震。「すごい!大丈夫かな」とテレビで被災状況を見る機会が多かった私達でしたが、「被災」という現実。当たり前の生活、水や電気の大切さ、携帯の通じない苛立ち、車のガソリンが少なくなる心配。家が被災に合われたご家庭もあり、住む家が無くなるのではと思う恐怖。物資が買えない不便。心身共に疲労感・・。前向きになれる唯一の希望の光が、子ども達の無邪気な元気でした。

 

 秋は充実した季節と寒さに向かう変わり目で、疲れの出やすい時期でもあります。子ども達の疲れを気にしながら、職員自身も感じる時期で、「している」ことが「しているつもり」「見える」ことが「見ていたつもり」になっていたことに気づかされ、子ども達をしっかりと配慮や気づけなかったことで保護者のみな様にご心配をおかけしたこともありました。職員で勉強会をし、9月の様々な経験の一つひとつを振り返りました。保育士同士の連携も中途半端だったこともあり、何が大切か。どう向き合うかたくさん話し合いました。保育の仕事は、「失敗」は許されないのかもしれません。でも、一人の人間。完璧はありません。だからこそ、職員みんなで連携し合い、そして一人ひとりの力を出し合うことを確認し合いました。

 

 私は「失敗は大切な心の種」と思います。負の出来事をどのように振り返り、次に活かすかが大切。失敗を経験したから自分の不甲斐なさや仲間の大切さに気づき、どうしたら良いか考える機会となる。心が強くなる「心の根が育つ種」を蒔いたのです。負の出来事や気持と向き合い、そして前向きに未来へ向かっていく。気づける人になれる努力をする。大人である職員も、これから成長していく子ども達も、「失敗」を経験し、自分と向き合い考え、暖かい心に育つよう「種」を蒔く。負を前向きに変えて進めるよう、保護者のみな様と一緒にさらにスクラムを強く組んで、育ち合っていきたい。原点に立ち戻り、これからもまごころ保育園らしい保育を行ってまいります。心新たに。よろしくお願い致します。

 

2018年10月