~ 夏バテしていませんか ~
北海道らしくない暑さと湿度の高さは辛いですね。エアコンが必需品となりつつありついつい温度を下げがちですが、そんな中、たてわりクラスの部屋には電気容量不足のためエアコン設置がすぐに出来ず子ども達に申し訳ない気持ちです。
毎日水遊びしたの?と思うくらい汗びっしょりのたてわりさんですが、ある日、保育士に頼まれて職員室に歯ブラシを取りに来た時のこと、職員室の涼しさに「わぁ 寒い!」と一言。人工の冷房に違和感だったのでしょうね。確かに子ども達は、暑い夏をちゃんと受け入れて楽しんでいます。暑さを体感して、少しでも涼しい木陰や日陰に自然と行きひと休みします。走り回ると、「水飲んでくる」と水分補給も自らしています。「暑い!あつい」と連呼するのはおとなの方なんだなぁと反省しました。
便利なエアコン。涼しい風を浴びすぎると乾燥から喉を痛め、咳や発熱など体調を崩す原因となります。また、コロナウィルスがスルッと保育園を襲いましたが、エアコンをつけることで窓や戸を閉めることが増え、「換気」が手薄になったことがウィルス増殖の一因とも考えられます。便利なグッズとうまく付き合うことが大切ですね。子ども達の言葉に気づかされ学びました。
この暑さを少しでもクールダウンできないかと思いついた氷。星やハート型の小さめの氷を準備し、水で濡らして口の中でくっつかないように配慮、「こおり 食べる?」と声をかけると一斉に「たべる~」と一列に並びまるで小鳥のように口を開けて氷を待つ子ども達です。2才児みかん組も小さな氷をあめ玉のようにペロペロし、冷たさを味わうことが出来ました。
汗をかかず熱が体内に蓄積し発熱する。寝苦しさから寝不足。食欲低下など子ども達の元気を奪うこともがあります。特に0,1才の小さなお子さんは、体力がすぐ落ちてしまいます。いつもと違うようすの際には、休息をしっかりとることが体力温存の秘訣ですね。ペットボトルに水を入れ凍らせたものをタオルで包み、首や足などに当てるとクールダウン効果ありです。残暑も厳しそうですが、来週の運動会を目指し練習に力が入る子ども達。コロナウィルスや溶連菌などの猛威と戦い、保育士は必要に応じマスクを着用し子ども達の健康第一を願い練習をしています。
元気いっぱい子ども達の最後まであきらめない姿に、共に感動しましょう。子ども達へのご褒美はたくさんの大きな拍手とギューをお願いしますね。
令和5年9月
~ 夏本番!元気いっぱいに過しましょう ~
今年の夏は本当に暑いですね。北海道らしくないのは湿度の高さです。熱中症や夏風邪、食中毒の他にも皮膚のトラブルも起きやすく「あせも」に始まり、とびひや水イボなど感染するものやじんましん、虫刺されなどあります。暑い時ほどシャワーだけになりがちですが、お風呂に浸かって心身共にリフレッシュが大切ですね。エアコンは便利な生活必需品となりましたが、子ども達にとって汗をかかない生活は、自力で体温調節が出来づらく、免疫や自律神経など心身の成長に影響を及ぼすことがあります。保育園でも26~27度に設定し冷えすぎないように配慮しています。また、換気も忘れずに窓も定期的に開けています。大人が涼しいと思う温度は子ども達にとって寒すぎと思ってくださいね。暑さに慣れている子ども達は、「暑い~」とは言わず汗だくになって遊んでします。子どもらしい姿こそが健康のバロメーターですね。ご家庭でも衛生管理と共にご協力をお願い致します。
また、8月は野菜月間となっており給食展示のコーナーには、札幌市で出しているレシピなど栄養士が準備しましたので、ぜひお持ち帰りいただきご家庭でお試しください。
さて、朝の道ばたで親子のこんなシーンに出会いました。1才と3才くらいの兄弟とお父さんが保育園に向かっているのか楽しそうに歩いていました。お兄ちゃんが弟をリードするように歩いていましたが、弟くんが「もう歩けない」モードになり座りこんでしまいました。お父さんの交渉にも乗る気配はありません。そこでお父さんは弟くんを抱っこしました。よくある場面ですが、その時、今まで「兄」として頑張っていたのでしょうお兄ちゃんは、急に一人で歩くことに不安と寂しさを感じたのでしょうね。お父さんの服の裾をギューっと力一杯握りしめて歩き始めたのです。その姿に気づいたお父さんは、お兄ちゃんの歩調に合わせて歩き始めました。言葉などなくても分かり合える関係性。何気ない親子のほのぼのとした瞬間に出会いました。「以心伝心」とはこういうことなのでしょうか。相手の気持ちに気づき寄り添う。当たり前のことでありながら「気づき」に気づくことが難しい世の中になってきたように感じます。子ども達には情緒豊かに育ってほしいですね。心の交流を感じた暖かい場面でした。
令和5年8月
~ 百聞は一見に如かず 今は・・ ~
このことわざ、百回聞くよりも一度見る方がよくわかるという意味ですが、実際に見ることは、体験や経験をたくさんすることで思考力が広がりやすいのでしょうね。確かに聞くよりも「視覚で感じる」方が理解しやすいですよね。経験する、体験することは、子どもにも大人にとっても大切なこと。
しかし、コロナ禍の3年は個別やマスクなどでコミュニケーションが断たれました。閉ざしかけた心をオープンにするには、「傾聴」することも重要のようです。特に子ども達や若い人たちは、どのように接していいか、話したら良いかと考えるようです。日々の何気ない会話を大切に、会話の糸口を引き出していくこと。話をよく聞くことで、上手く言えない、表現できない内に秘めた心の声や本音を引き出しやくなります。傾聴することは、相手の言葉にうなずくことも安心の扉を開くきっかけになります。相手の話が終わらないうちに「わかった」と即答することはタブーです。食事の準備など忙しい時に、子どもから「ねぇ~お母さ~ん・・」と。手が離せないし、「あ~わかった!わかった 後でね」と言ってしまうことありますよね。ほんの1分、目線を合わせて耳を傾ける。その後に、「食事の準備が終わったらゆっくり続き聞かせてね」と言われると嬉しくなり、待つことが出来るのかもしれませんね。緊急事態以外は・・。保育士も大切にしたいことの一つです。
子ども達は、子ども同士のミニ社会の中でいろんなことにアンテナを立てて成長という階段を上っています。時には確かめるために上った階段を降りていくことも勇気を持って挑戦します。自分の成長のおさらいをしているのでしょうね。子ども達の持っている力は無限です。その一端をぜひぜひ保育参観というひとときですが、我が子と友達と、どう過ごしているか見ていただきたいと思います。決して友達と比較せず、「見聞」してほしいなと思います。お待ちしています。
先日、卒園して6年生になったお友達が修学旅行に行ってきたよ!と卒園児同士で少ないお小遣いで保育士にお土産を携えて遊びに来てくれました。大きくなった姿に会えることが嬉しいのにお土産にはビックリ。暖かさにホッとした瞬間でした。まごころ保育園が目指したい「ふるさと」に一歩近づけたように感じました。元気な顔や大きくなっても、いつでも立ち寄れるコミュニティとしての保育園になれるよう目指し続けたいと奮い立った嬉しい出来事でした。退職しそれぞれの人生を歩んでいる職員、そして卒園児の保護者様もぜひぜひ、顔を見せに来てほしいなぁ。保育園はいつもでも変わらずここにありますよ~。
令和5年7月
~ 子ども達よ 大志を抱け! ~
「少年よ 大志を抱け!」北海道、札幌にはクラーク博士の素敵なエールの言葉が有名ですよね。最近「ギフテッド」という言葉を耳にします。先天的に顕著に高い能力を持っているそうで、子どもが難しい数式を解いていくとか、絵のセンスがずば抜けているとか、並外れた集中力を持ち、特定の分野で高い能力を持ちそれを発揮できる人のことのようです。すごいな~と思いますが、すべてに卓越している訳ではなく、コミュニケーションが苦手なんてこともあるそうです。
神は二物を与えないということでしょうか。大人になるとそんな能力があったらいいのにと思いますが、でもね。子ども達を見ていると、みんな素晴らしいと思うのです。一つのことに集中する子ども達もたくさんいます。何かするにも不器用で・・。なんて思う子であったとしても、心が豊かで思いやりが深い。いろんなことに興味関心をもち広く物事を見ていることもあります。
今回のクラス懇談会では、お父さん、お母さんにお子さんの得意や頑張っているところ、一押しかわいいところなどなどお聞きしました。我が子のことを語る保護者様の顔はとても楽しそうでした。我が子への愛情はもちろんオンリーワンですよね。子ども達の持っている力は様々です。子ども達はまだまだ発展途上。何に興味を示しどちらの方向にいくかは、これからの周りの環境が大きいのかもしれません。
本来子どもは、いろんなことに興味関心を持ち、「なんで?」「どうして?」と聞き出すのが仕事でもあります。周りの大人がどんな風に応えるかで、好奇心の芽が伸びるかもしれません。でも、逆に飽きるのも早いのが子どもの仕事。習い事もある程度すると飽きてしまうことも当たり前。いろんなことを体験してみることは大切。でも親は月謝払ったのに~と思う気持ちをスパッと諦めることも時には必要なのかもしれませんね。
子ども達には戦争が起き始めた今現代、大人になった時思いを伝え、正しき道を歩んでいける「生きる力」をしっかりと蓄えて希望に満ちた未来を突き進んでほしいと切に願います。子ども達みんなが元気に生まれ、健やかに育ってくれていることこそ、真のギフテッドなのではないでしょうか。子ども達が共に育ち合える環境を整えて行きたいですね。
よーし大人もスクラム組んで頑張りましょ!保護者のみな様の力を貸してくださいね。みんな~大志を抱いて 大きくな~れ!
令和5年6月
~ コロナウィルスに関すること ~
新年度スタートからRSウィルスの猛撃を受け、3分の1程の子ども達が感染しました。咳や鼻水が少々残っているお友達もいますが、元気な声が聞こえ始めました。保護者のみな様には早々にご心配やお休みのご協力をいただきまして、ありがとうございました。
新クラスの生活に慣れ始めた子ども達は、不安な泣き声から、笑い合う声や、時にケンカする声など自分を出せている姿に変わってきましたよ。さらに自己発揮しながら、子どもの社会の中であそびや基本的な生活のルールや約束を覚え、探究心の芽をたくさん増やせるよう、楽しい保育園生活を大切にしていきます。
さて、5月8日よりコロナウィルス感染症が5類に決定しました。保育園では、子ども達のマスクは現在と同じく着用せず、保護者のみな様におかれましても、通常は園内外のマスク着脱については個人の判断とさせていただきます。但し、咳や鼻水等の症状がある場合には3才以上(たてわりクラス)のお子さんはマスク着用できるようカバンあるいはロッカーに常備、また、保護者ご家族のみな様も体調が思わしくない場合には、園内でのマスク着用を合わせてお願いいたします。職員は、園外保育や運動遊びの際にはマスクを外し、保育室など密になりやすい場所や食事などの場面では状況によりマスクの着用を併用しながら段階的に全面的なマスク無し生活に近づけていきます。続けて換気や衛生管理を行ってまいります。ご家庭におかれましても、手洗いうがい等の励行をお願いいたします。
また、家族、会社等の担当部署などでコロナ感染等があった場合や子ども達が他の感染症等お休みの場合には、保育園に連絡をお願いいたします。
まだまだwithコロナ。コロナ生活で学んだことやアイディアを生かしながら、子ども達の健やかで安心安全な生活を大切にたくさんの経験を積んでいきたいと思います。そのためには保護者のみな様の力が必要です。「共育て」同じ方向で子育てを楽しみ、たくさんお話していきましょう。子ども達と元気一杯に戸外に出て、たくさんの春の発見に目と耳を傾けていきますね。心育ちの芽が育つように。
令和5年5月
~ さぁ 新年度スタートです! 笑顔いっぱいで! ~
今年は、10名のお友達が仲間になりました。「ようこそ まごころへ」保育園生活に慣れるまでお子様も保護者のみな様も不安いっぱいですね。慣らし保育の時間を2週間ほどいただき、ゆっくりとお子様が自分を出せるように見守りながら絆を深めてまいります。
つき組だったお友達は、ついに待ちに待った年長にじ組ですね。頼もしい年長さんになっていくことを期待します!子ども達みんな、ひとつお兄さん、お姉さんになりましたね。友達、先生とたくさんのことを経験して、笑い合ったり、感動したり、発見したり、ケンカして泣いたり、怒ったり、いろんなことをしっかり考えながら楽しい一年にしましょうね。59名のお友達。そして28名の職員でスタートです。みんな おめでとう。そして、よろしくお願いいたします。
「報恩謝得」という四文字熟語がありますが、意味は、受けためぐみや恩に対してむくいようと、感謝の気持ちを持つことです。法人の名前「報恩」は、創設者がこのような意味合いを込めてつけたそうです。創設100年を超えた法人の中で、保育園は12年目にはいりますが、「まごころ」という園名に恥じないよう、「すべてに暖かい」保育を目指して保護者のみな様と手を取り合う「共育て」を大切にお子様ひとり一人の育ちに向き合った保育、丁寧な保育を大切にしてまいります。
とは言え、人には失敗はつきもの。失敗を次の糧にして前向きに進んでいけるよう努力することを大切にしています。子ども達、職員も上手くいかないこともたくさんあると思います。そんな時には、素直に「ごめんなさい」が言える、また「よ~し!」と前向きになれる大人でありたいと思います。子ども達のお手本になれるように。まだまだ足りないところがたくさんの職員ではありますが、「あたたかい保育」を大切にしてまいります。保護者のみな様には、不安やわからないこと、気になることがございましたら、いつでもお声をかけてくださいね。向き合いを大切にしながら、信頼から連携に繋げていきたいと考えております。
コロナ禍から少しずつ平常に戻りつつありますが、5類になるまで、職員は保育中園外や園庭活動、運動活動以外はマスクをしております。園内においては、保護者のみな様にも今しばらくマスクのご協力をお願いいたします。
さぁ、今年度いよいよスタートです。つい先日まで元気いっぱいに年長にじ組として生活していた12名の卒園児も小学校入学へとワクワクドキドキしていることでしょう。未来へ向かうことは、期待と不安が裏腹ですが、「一歩踏み出す勇気」を持ち続けたいですね。そして、大人は、いつでもそっと背中を押せる、抱きしめることができる存在でいたいですね。手を取り合い、ご家庭と保育園がつながっていきたい。共に育ち合うこと、「共育て」を基に子育てを一緒に楽しんでいきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月
~ 勇往(ゆうおう)邁進(まいしん) 自信を持って前へ進もう ~
今年度の園の自己評価を行いましたので一部まとめをお伝えします。
・体力の低下や地域との交流など心育ちに繋がる保育が取り入れることが難しかった。
⇒保育の原点を振り返り、成長発達の段階を見直しながら丁寧な保育に繋げていきたい。
・童謡など歌うこと、絵本の読み聞かせではひとり一人の読み聞かせを思うように出来なかった。
⇒さまざまな保育を取り入れる工夫、ゆとりのある保育を目指したい。
・たてわりクラスでは、個々の挑戦に向き合うことで、最後まで諦めない、何度も挑戦しようとする変化が見られた。
⇒引き続き個々の得意を伸ばしていきたい。しかし指先使いなど個人差が大きく、家庭での経験もお願いし今取り組んでいることなどきちんと説明し共有していく。
・衛生管理等コロナ禍での配慮の比重が大きく、保育を変更することも多々あった。特に体調面では、集団生活の中で子ども達の付加がかかっていたように感じた。
⇒保護者様と連携し子ども達の安心安全に過ごせるよう互いの協力体制をさらに見直していく。
・園庭など戸外で遊ぶ機会は多く持つことができた。自然に触れて遊ぶことも各クラスとも限られた中でも実践する機会を作ることができた。
⇒継続して実践していく。
次年度に向けて、職員ひとり一人の保育の学びを広げ、子ども達とまごころらしい、「のびのびとたくましく、すべてに暖かい心育ち」を目指し、「のびやかに たくましく すこやかに やさしく」を大切にした保育を保護者のみな様と共有し連携しながら「共育ち」を実践してまいります。
さて、3月はいろんな気持ちが交差する時ですね。にじ組の12名は小学校という新たな社会へ元気に飛び立とうとする嬉しさと未知への世界へ飛び込む不安、在園児のみんなは、進級する楽しさがあり、また退園する3名のお友達もまた、新たな場所での挑戦が始まります。一緒に過ごした友達、職員、保育園との別れには、嬉しさや期待の気持ち、ちょっぴり心配や寂しい気持ち。こんなに感情ってあるんだぁと思うほど複雑な思いが込みあげてきます。保護者のみな様には、様々な旅立ちを暖かく見守りくださり、「大丈夫かなぁ」と心配し、「さぁ いってらっしゃい」とそっと背中を押して導いてくださる。でも親心は複雑ですね。保育園もまた、いつもこの場所でたくさんの旅立ちを見送り、「がんばれ!」と見守っています。ふっとしたときに、保育園で過ごした時のことを思い出してほしいなぁ。そして、大きくなっても遊びにきてほしいと願っています。幼少期を過ごした「ふるさと」でありたい。いつでも、君たちみんなの見方です。
今はさまざまな心の旅立ちに、自分の目指すこと目標に向かって前進するための力を蓄える時。勇往邁進!どんな事にも屈せず挑戦し、新しい出会いを喜び、思いっきり楽しめるよう、転んでも立ち上がる勇気を!最後まで諦めない「まごころらしさ」を忘れないでね。ずっと応援しています。
一年間ありがとうございました。 12名のにじ組さん!卒園おめでとう!!
令和5年3月
~ つぶやき・・・思うこと ~
身にしみる寒さが続きますね。北海道らしいパウダースノーが心を洗うようにキラキラとしています。「雪まつり」も再開しますが、3年前コロナウィスルの始まりは雪まつりだったなぁと苦い記憶も蘇りますね。この月日の中でコロナウィルスの変異の速さに翻弄されましたが、5月8日からは5類になるとか。子ども達のマスクの影響力を思うと「やった~」と思う反面、すぐに止めても良いのかと躊躇しますね。段階という時間が必要なのかもしれませんね。withコロナ。どうのように共存しながら生活を守っていくのか、またアフターコロナ。失われたことをどのように回復させていくのかがこれからの課題でもありますね。
子ども達は順応性が高いので、今までマスクが顔の一部とインプットされていた日常から、少しずつ平常に戻っていく未来を受け入れるのは大人よりずっと早いと思います。この辛い経験をプラスに転じてステップアップできるようにスクラムを組んでサポートしていきましょう。
年度末に入り、保育園では一年の子ども達の成長を振り返り次へと繋いでいく時期になりました。まごころ保育園の子ども達は、本当に子どもらしく、元気でとても優しさにあふれています。自己アピール出来る子も引っ込み思案な子もいますが、ちゃんと互いをわかり合える素敵なみんなです。仲間の存在が互いの力になっています。笑ったり、泣いたり、ケンカしたり、「だってさぁ」と主張できたり、自分だって甘えた~い!といじける姿もちゃんと見せてくれます。もしかして家庭よりも自分を出し切っている(笑)と思うほどです。これは「まごころイズム」なのかもしれませんね。このほんわかとした暖かな雰囲気はなによりもの宝物です。子ども達に私たち保育士が心を和ませてもらうこともよくあります。
保育を振り返ると、保護者のみな様には、心配や「あらっ」と思われたこともあったと思いますが、暖かく包み込み信頼してくださることに心より感謝しております。子どもと等しく保育士も個性がありますが、それを受け止めていただけることでのびのびと「保育」に向かうことができています。子ども達、保護者のみな様はまごころ保育園の自慢です!
にじ組さんが元気に未来に希望を持って卒園できるように、在園のみんながあこがれを持って進級できるように今月も力を合わせ、楽しい保育を目指していきます。今月は鬼退治や雪の中でミニ運動会など賑やかになりそうですよ。
令和5年2月
~ 「言葉」を伝えよう 2023年新年に思うこと ~
年を伝える際に西暦を使うことが増えましたね。昭和生まれは98年目、平成生まれは35年目、そして令和5年目、保育園の子ども達の約3分の2は令和生まれでしょうか。3つの違う和暦を持つ人々がいて、もしかして大正生まれの方もいらっしゃるかな。時代が変わっても繋ぎたいことたくさんありますね。
その一つに「言葉」時代の流行や若者言葉などあり、方言も味わいがありますが、古代日本は「言霊」として言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があると言われ、言葉は良くも悪くも大きな力があります。調べると、漢字の「こと」は言詞の繁く栄えることをいうコト(事)から生じた語で、「は」の音には「生じるもの」の意味があり、「はゆ(生)」の「は」ではないか。漢字の「葉」は、三枚の葉が木の上にある姿を描いた象形文字に草冠を加えたもの。葉は木によって特長があるように、話すことによって人が判別できるということではないかとされ、「言の端」と表現されることもあったとか。深いですねぇ。
この深さが言葉の持つ、重さであったり優しさ、嬉しさ、怒りや哀しみなどの感情と重なっていくのでしょうね。正しい言葉を子ども達に伝える大切さもありますが、その時、その場、その雰囲気、その人の「ことばの裏」や「心情」に気づけるように、言葉でたくさん伝えていきたいですね。デジタル化や便利な社会であるからこそ、アナログの大切さを子ども達にしっかりと伝えていきたいと感じます。
子ども達は“コロナ世代”と言われるのでしょうか・・。マスク等の影響で表現する力が半減され、自分を表現し、周りの人々の心に触れるコミュニケーション力を身につけていくことが大切ですね。未来が今よりも、「言葉」を通して感じる時代であってほしいと切に願います。
昨年、高校野球の甲子園夏大会で東北地方初優勝した仙台育英高校の須江監督の「言葉力」がすごい!優勝インタビューで「青春は密!」と言った監督です。監督が部員に伝えている言葉「優しさは想像力」優しさは相手を考えているからこそいろいろ想像できる、挫折や失敗の経験があって今がある。辛い経験には意味がある等など。受け取る側にもその時の心情がありますが、監督の言葉を考察すると「言葉」は大切で暖かい「言葉」は考えるツール。心を震わせるものの一つですね。そんな言葉が言えるような人になりたいなぁと思い「学びは一生」と感じた新年幕開けでした。本年も「共育て」を一緒によろしくお願いいたします。
令和5年1月
~ 切磋琢磨するということ ~
今年はは予期せぬことがいろいろ身の回りに起きましたね。遠い国の戦争が私たちの生活に影響を及ぼし、雪の降るのが遅くて助かった!と思いますが、地球温暖化ですね。大雪もそうですね。コロナもどんなに衛生管理をしてもスルッと近寄ってきます。どうにかしたいのにどうにもできない。こんな日々に少々疲れを感じますね。なんとなく元気になれない令和4年でした。また、おもちつき会では「のど詰まり」のリスクが高いことから、おもちを食べてみたい3才以上のお友達のみ試食程度にしました。家庭でも食べる機会が減り、食生活の変化も大きいですね。来年は明るい出来事がたくさんあることを願いましょう。
とは言え、子ども達には嬉しいことがたくさんあるウキウキの12月。サンタさんは子ども達の味方。きっと元気に来てくれると祈ります。
生活発表会は、完全入替えで参加できなかったお友達や職員もいる中でしたが、子ども達の結束力に救われ、励まされ、素敵な発表会となりました。いつもは、終わるとストレス発散!子ども達はサワサワと落ち着かなくなることが多いのですが、今年はとてものんびりとあそびに集中。あそびたいことを見つけて友達と楽しんでいます。心のゆとりでしょうか。「うん、いいよ」「どれどれ やってあげる」そんな言葉が多く聞こえてきます。もちろん、ケンカもしますが自分たちで解決するようすもあり、「あれっ大人になっている!」達成感がみなぎっている感じです。
たてわりの大きな友達だけではなく、みかん組もいちご組そしてさくらんぼ組も友達と過ごすことがとても楽しそうです。保育士は行事の目標立て(保育)から子ども達と向き合いながら進めていきますが、保育士は、ここまでの頑張りの姿を当日「絶対(・・)見ていただきたい」思いが強くなってしまうことがあります。今回は、いつもより子ども達と話し合い意気投合し、「ぜひ(・・)見ていただきたい」に変わったと感じました。肩の力が抜けたというか・・。大人である保育士、職員の思いを子ども達が包み込み、「今日、練習しないの?」と意欲満々。
この姿が「切磋琢磨」というのでしょうか。素敵なつながりの中で達成感を共有することができたのだと感じます。それを暖かくさらに大きく見守ってくださる保護者のみな様には心より感謝申し上げます。今年一年間、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。少し早いですが、良いお年をお迎えくださいね。
令和4年12月
~ 「楽しい」ひとときこそ、育ちの芽が伸びる ~
寒さが身にしみるようになりました。木々の葉が赤や黄色に染められ紅葉の美しさも束の間、枯れ葉に変わり散っていく様子に冬の訪れを感じ、もの悲しく心も寂しくなる季節ですね。子ども達は、季節の変わり目を五感でしっかりと感じているようです。
何気ない普段の生活の中でふと立ち止まり、「どうして葉っぱは色が変わるの?」「この実は何?」いろいろな気づきや疑問を持つ。好奇心の芽が育つ瞬間です。その関心にどのくらい真摯に受け応えできているか、が大切ですよね。小さな気づきを丁寧に拾い上げることで、視野が広がるきっかけとなります。子ども達の興味の扉を開ける芽を摘まないように育てていきたいですね。
それには、おとなにもゆとりが大切。お父さん、お母さんは忙しい毎日ですが、ほんの少しでもリラックスできる時間を持ってくださいね。なんて言っているうちに子ども達のイタズラな声が聞こえてきます。「もう まったく・・。」と子ども達のパワーについていけないおとな達ですね(笑)
10月の最終日はハロウィン。子ども達は、法人の「そよ風」さんまで変装して散歩し「トリックオアトリート!」とおまじないをすると、利用者様よりお菓子をいただいてホクホク笑顔で帰ってきました。温かい交流となりました。
子ども達にとって、この日は、ワクワク、ウキウキするのでしょうね。昔、私の子どもの頃は、七夕やお盆頃に浴衣姿に提灯をもって「ローソク出~せ 出せよ!出さないとかっちゃくぞ(引っ掻く)!」と友達と近所を周り、浴衣の袂にいただいたローソクをためていくことが楽しかったなぁと思い出します。あっ!保護者のみな様は経験してないかな・・。おじいちゃん、おばあちゃんの時代でしょうか!北海道版ハロウィンですね。思い出は、後に子ども達の育ちの一部となっていきます。
楽しいことよりも不安や心配な出来事が続いている世の中。子ども達の10年後、20年後の未来はどうなっているのだろうと危惧します。子ども達の経験や興味関心の幅を広げ、自らやってみようとする、仲間や友達を大切にする、何が良いことで、してはいけないことを判断できる社会性や道徳性を、何気ない毎日の生活の中で、学び、気づき、やってみようとする力になるように、その時を精一杯楽しみ、悔しがり、哀しみ、嬉しいと感じる心育ちを大切にしたいですね。子どももおとなも褒められると成長の扉が開きますよね。
令和4年11月
~ 達成感って気持ちいい ~
11年ぶりに晴天で終えた運動会。コロナ禍3年目、分散ではありましたが、子ども達の元気ないつもの姿を見てみいただくことが出来てとても嬉しい限りです。たくさんの応援とご協力をいただき、ありがとうございました。
年長さんの取り組む姿に刺激と憧れを持ち、「同じように出来るようになりたい」「あ~悔しい!もう少し」と自らチャレンジする姿は、今の保育に必要と言われる「主体性」が育っている証拠。出来たとき、それ以上の出来栄えに心を揺さぶる嬉しい気持ちが全身にあふれる。それを自分の事のように喜んでくれる保育士や友達。「しあわせ」を感じる瞬間。この気持ちは、出来なくて何度も失敗し、繰り返しチャレンジする時の悔しい感情が大きいほど心地よい気持ちとなってさらに膨らむのでしょうね。
そして本番。我が子の姿に期待と上手くできるかなと思う気持ちで見守りくださる保護者のみな様の熱い思いを受けて、緊張感と共に見てほしいと思う心が、「成功したい」気持ちとなって芽生えるのでしょう。過度にならない期待感を子ども達に伝えてくださる保護者のみな様の素晴らしさがひとつの達成感へとつながっていくのだと思います。まだまだ小さなお友達も、この雰囲気が環境として少しずつ引き継がれていき、「最後まで諦めない心」まごころイズムが良いかたちでずっと続いてほしいと願います。
さて、静岡での園バスに置き去りになり命を無くした痛ましい事故。私たちも人ごとではありません。その一つが朝夕の子ども達の体調や人数確認です。お預かりしたお子様のようすを玄関のチェック番の保育士がお伺いし、担当保育士に伝達します。日中のクラス保育はもちろんですが、朝夕の混合保育では30分ごとに人数確認をしています。
しかし、連絡が入らないと、園に向かっている途中で何かあったのでは?など考えます。また、連絡がないと登園を待ちますので、例えばその日戸外活動保育を計画し、その活動ができず保育を変更することになります。保育士は楽しみにしている活動を遅くなっても実践したいと考えますが、その後の生活時間を考えながら実践するため慌ただしくなり、いつも起きない事故に繋がる可能性があります。朝は忙しいですが、大人も子どもも少しでもゆとりの中で事始めしたいですね。子ども達の安心安全を大切にするためのご協力をお願いいたします。また、通院等で時間がかかり遅くなる場合に、給食は調理後2時間以内で食するきまりがあります。給食を提供出来ない場合もありますことをご承知お願いいたします。
何があるかわからない世の中。子ども達にはその場で考え行動できる「生きる力」をたくさん身に着けてほしいですね。子ども達への後押しを家庭と保育園とスクラムを組み、たくましさが育つよう一致団結!頼もしい応援団でいたいですね。
令和4年10月
園の紹介
保育の一日
クラス編成
入園案内/一時預り
アクセス
道順とパーキング
大切にしていること
札幌報恩会 まごころ保育園
〒004-0039
札幌市厚別区厚別町上野幌822 番地
電話 011-891-7511
Fax 011-891-7515
©2012- Magokoro Hoikuen