~ さぁ 新年度スタートです! 笑顔いっぱいで! ~

  

 今年は、10名のお友達が仲間になりました。「ようこそ まごころへ」保育園生活に慣れるまでお子様も保護者のみな様も不安いっぱいですね。慣らし保育の時間を2週間ほどいただき、ゆっくりとお子様が自分を出せるように見守りながら絆を深めてまいります。

 

 つき組だったお友達は、ついに待ちに待った年長にじ組ですね。頼もしい年長さんになっていくことを期待します!子ども達みんな、ひとつお兄さん、お姉さんになりましたね。友達、先生とたくさんのことを経験して、笑い合ったり、感動したり、発見したり、ケンカして泣いたり、怒ったり、いろんなことをしっかり考えながら楽しい一年にしましょうね。59名のお友達。そして28名の職員でスタートです。みんな おめでとう。そして、よろしくお願いいたします。

 

 「報恩謝得」という四文字熟語がありますが、意味は、受けためぐみや恩に対してむくいようと、感謝の気持ちを持つことです。法人の名前「報恩」は、創設者がこのような意味合いを込めてつけたそうです。創設100年を超えた法人の中で、保育園は12年目にはいりますが、「まごころ」という園名に恥じないよう、「すべてに暖かい」保育を目指して保護者のみな様と手を取り合う「共育て」を大切にお子様ひとり一人の育ちに向き合った保育、丁寧な保育を大切にしてまいります。

 

 とは言え、人には失敗はつきもの。失敗を次の糧にして前向きに進んでいけるよう努力することを大切にしています。子ども達、職員も上手くいかないこともたくさんあると思います。そんな時には、素直に「ごめんなさい」が言える、また「よ~し!」と前向きになれる大人でありたいと思います。子ども達のお手本になれるように。まだまだ足りないところがたくさんの職員ではありますが、「あたたかい保育」を大切にしてまいります。保護者のみな様には、不安やわからないこと、気になることがございましたら、いつでもお声をかけてくださいね。向き合いを大切にしながら、信頼から連携に繋げていきたいと考えております。

 

 コロナ禍から少しずつ平常に戻りつつありますが、5類になるまで、職員は保育中園外や園庭活動、運動活動以外はマスクをしております。園内においては、保護者のみな様にも今しばらくマスクのご協力をお願いいたします。

 

 さぁ、今年度いよいよスタートです。つい先日まで元気いっぱいに年長にじ組として生活していた12名の卒園児も小学校入学へとワクワクドキドキしていることでしょう。未来へ向かうことは、期待と不安が裏腹ですが、「一歩踏み出す勇気」を持ち続けたいですね。そして、大人は、いつでもそっと背中を押せる、抱きしめることができる存在でいたいですね。手を取り合い、ご家庭と保育園がつながっていきたい。共に育ち合うこと、「共育て」を基に子育てを一緒に楽しんでいきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 令和5年4月

 


 

~ 勇往(ゆうおう)邁進(まいしん) 自信を持って前へ進もう ~

 

今年度の園の自己評価を行いましたので一部まとめをお伝えします。

 

・体力の低下や地域との交流など心育ちに繋がる保育が取り入れることが難しかった。 

⇒保育の原点を振り返り、成長発達の段階を見直しながら丁寧な保育に繋げていきたい。

 

・童謡など歌うこと、絵本の読み聞かせではひとり一人の読み聞かせを思うように出来なかった。

⇒さまざまな保育を取り入れる工夫、ゆとりのある保育を目指したい。

 

・たてわりクラスでは、個々の挑戦に向き合うことで、最後まで諦めない、何度も挑戦しようとする変化が見られた。

⇒引き続き個々の得意を伸ばしていきたい。しかし指先使いなど個人差が大きく、家庭での経験もお願いし今取り組んでいることなどきちんと説明し共有していく。

 

・衛生管理等コロナ禍での配慮の比重が大きく、保育を変更することも多々あった。特に体調面では、集団生活の中で子ども達の付加がかかっていたように感じた。

⇒保護者様と連携し子ども達の安心安全に過ごせるよう互いの協力体制をさらに見直していく。

 

・園庭など戸外で遊ぶ機会は多く持つことができた。自然に触れて遊ぶことも各クラスとも限られた中でも実践する機会を作ることができた。

⇒継続して実践していく。

 

 次年度に向けて、職員ひとり一人の保育の学びを広げ、子ども達とまごころらしい、「のびのびとたくましく、すべてに暖かい心育ち」を目指し、「のびやかに たくましく すこやかに やさしく」を大切にした保育を保護者のみな様と共有し連携しながら「共育ち」を実践してまいります。

 

 さて、3月はいろんな気持ちが交差する時ですね。にじ組の12名は小学校という新たな社会へ元気に飛び立とうとする嬉しさと未知への世界へ飛び込む不安、在園児のみんなは、進級する楽しさがあり、また退園する3名のお友達もまた、新たな場所での挑戦が始まります。一緒に過ごした友達、職員、保育園との別れには、嬉しさや期待の気持ち、ちょっぴり心配や寂しい気持ち。こんなに感情ってあるんだぁと思うほど複雑な思いが込みあげてきます。保護者のみな様には、様々な旅立ちを暖かく見守りくださり、「大丈夫かなぁ」と心配し、「さぁ いってらっしゃい」とそっと背中を押して導いてくださる。でも親心は複雑ですね。保育園もまた、いつもこの場所でたくさんの旅立ちを見送り、「がんばれ!」と見守っています。ふっとしたときに、保育園で過ごした時のことを思い出してほしいなぁ。そして、大きくなっても遊びにきてほしいと願っています。幼少期を過ごした「ふるさと」でありたい。いつでも、君たちみんなの見方です。

 

 今はさまざまな心の旅立ちに、自分の目指すこと目標に向かって前進するための力を蓄える時。勇往邁進!どんな事にも屈せず挑戦し、新しい出会いを喜び、思いっきり楽しめるよう、転んでも立ち上がる勇気を!最後まで諦めない「まごころらしさ」を忘れないでね。ずっと応援しています。

 

一年間ありがとうございました。 12名のにじ組さん!卒園おめでとう!! 

 令和5年3月

 


~ つぶやき・・・思うこと ~

 

 身にしみる寒さが続きますね。北海道らしいパウダースノーが心を洗うようにキラキラとしています。「雪まつり」も再開しますが、3年前コロナウィスルの始まりは雪まつりだったなぁと苦い記憶も蘇りますね。この月日の中でコロナウィルスの変異の速さに翻弄されましたが、5月8日からは5類になるとか。子ども達のマスクの影響力を思うと「やった~」と思う反面、すぐに止めても良いのかと躊躇しますね。段階という時間が必要なのかもしれませんね。withコロナ。どうのように共存しながら生活を守っていくのか、またアフターコロナ。失われたことをどのように回復させていくのかがこれからの課題でもありますね。

 

 

  子ども達は順応性が高いので、今までマスクが顔の一部とインプットされていた日常から、少しずつ平常に戻っていく未来を受け入れるのは大人よりずっと早いと思います。この辛い経験をプラスに転じてステップアップできるようにスクラムを組んでサポートしていきましょう。

 

 年度末に入り、保育園では一年の子ども達の成長を振り返り次へと繋いでいく時期になりました。まごころ保育園の子ども達は、本当に子どもらしく、元気でとても優しさにあふれています。自己アピール出来る子も引っ込み思案な子もいますが、ちゃんと互いをわかり合える素敵なみんなです。仲間の存在が互いの力になっています。笑ったり、泣いたり、ケンカしたり、「だってさぁ」と主張できたり、自分だって甘えた~い!といじける姿もちゃんと見せてくれます。もしかして家庭よりも自分を出し切っている(笑)と思うほどです。これは「まごころイズム」なのかもしれませんね。このほんわかとした暖かな雰囲気はなによりもの宝物です。子ども達に私たち保育士が心を和ませてもらうこともよくあります。

 

 保育を振り返ると、保護者のみな様には、心配や「あらっ」と思われたこともあったと思いますが、暖かく包み込み信頼してくださることに心より感謝しております。子どもと等しく保育士も個性がありますが、それを受け止めていただけることでのびのびと「保育」に向かうことができています。子ども達、保護者のみな様はまごころ保育園の自慢です!

 

 にじ組さんが元気に未来に希望を持って卒園できるように、在園のみんながあこがれを持って進級できるように今月も力を合わせ、楽しい保育を目指していきます。今月は鬼退治や雪の中でミニ運動会など賑やかになりそうですよ。

 

令和5年2月


 ~ 「言葉」を伝えよう 2023年新年に思うこと ~

 

 年を伝える際に西暦を使うことが増えましたね。昭和生まれは98年目、平成生まれは35年目、そして令和5年目、保育園の子ども達の約3分の2は令和生まれでしょうか。3つの違う和暦を持つ人々がいて、もしかして大正生まれの方もいらっしゃるかな。時代が変わっても繋ぎたいことたくさんありますね。

 

 その一つに「言葉」時代の流行や若者言葉などあり、方言も味わいがありますが、古代日本は「言霊」として言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があると言われ、言葉は良くも悪くも大きな力があります。調べると、漢字の「こと」は言詞の繁く栄えることをいうコト(事)から生じた語で、「は」の音には「生じるもの」の意味があり、「はゆ(生)」の「は」ではないか。漢字の「葉」は、三枚の葉が木の上にある姿を描いた象形文字に草冠を加えたもの。葉は木によって特長があるように、話すことによって人が判別できるということではないかとされ、「言の端」と表現されることもあったとか。深いですねぇ。

 

 この深さが言葉の持つ、重さであったり優しさ、嬉しさ、怒りや哀しみなどの感情と重なっていくのでしょうね。正しい言葉を子ども達に伝える大切さもありますが、その時、その場、その雰囲気、その人の「ことばの裏」や「心情」に気づけるように、言葉でたくさん伝えていきたいですね。デジタル化や便利な社会であるからこそ、アナログの大切さを子ども達にしっかりと伝えていきたいと感じます。

 

 子ども達は“コロナ世代”と言われるのでしょうか・・。マスク等の影響で表現する力が半減され、自分を表現し、周りの人々の心に触れるコミュニケーション力を身につけていくことが大切ですね。未来が今よりも、「言葉」を通して感じる時代であってほしいと切に願います。

 

 昨年、高校野球の甲子園夏大会で東北地方初優勝した仙台育英高校の須江監督の「言葉力」がすごい!優勝インタビューで「青春は密!」と言った監督です。監督が部員に伝えている言葉「優しさは想像力」優しさは相手を考えているからこそいろいろ想像できる、挫折や失敗の経験があって今がある。辛い経験には意味がある等など。受け取る側にもその時の心情がありますが、監督の言葉を考察すると「言葉」は大切で暖かい「言葉」は考えるツール。心を震わせるものの一つですね。そんな言葉が言えるような人になりたいなぁと思い「学びは一生」と感じた新年幕開けでした。本年も「共育て」を一緒によろしくお願いいたします。

 

 令和5年1月

 


~ 切磋琢磨するということ ~

 

 今年はは予期せぬことがいろいろ身の回りに起きましたね。遠い国の戦争が私たちの生活に影響を及ぼし、雪の降るのが遅くて助かった!と思いますが、地球温暖化ですね。大雪もそうですね。コロナもどんなに衛生管理をしてもスルッと近寄ってきます。どうにかしたいのにどうにもできない。こんな日々に少々疲れを感じますね。なんとなく元気になれない令和4年でした。また、おもちつき会では「のど詰まり」のリスクが高いことから、おもちを食べてみたい3才以上のお友達のみ試食程度にしました。家庭でも食べる機会が減り、食生活の変化も大きいですね。来年は明るい出来事がたくさんあることを願いましょう。

 

 

 とは言え、子ども達には嬉しいことがたくさんあるウキウキの12月。サンタさんは子ども達の味方。きっと元気に来てくれると祈ります。

 

 生活発表会は、完全入替えで参加できなかったお友達や職員もいる中でしたが、子ども達の結束力に救われ、励まされ、素敵な発表会となりました。いつもは、終わるとストレス発散!子ども達はサワサワと落ち着かなくなることが多いのですが、今年はとてものんびりとあそびに集中。あそびたいことを見つけて友達と楽しんでいます。心のゆとりでしょうか。「うん、いいよ」「どれどれ やってあげる」そんな言葉が多く聞こえてきます。もちろん、ケンカもしますが自分たちで解決するようすもあり、「あれっ大人になっている!」達成感がみなぎっている感じです。

 

 たてわりの大きな友達だけではなく、みかん組もいちご組そしてさくらんぼ組も友達と過ごすことがとても楽しそうです。保育士は行事の目標立て(保育)から子ども達と向き合いながら進めていきますが、保育士は、ここまでの頑張りの姿を当日「絶対(・・)見ていただきたい」思いが強くなってしまうことがあります。今回は、いつもより子ども達と話し合い意気投合し、「ぜひ(・・)見ていただきたい」に変わったと感じました。肩の力が抜けたというか・・。大人である保育士、職員の思いを子ども達が包み込み、「今日、練習しないの?」と意欲満々。

 

 この姿が「切磋琢磨」というのでしょうか。素敵なつながりの中で達成感を共有することができたのだと感じます。それを暖かくさらに大きく見守ってくださる保護者のみな様には心より感謝申し上げます。今年一年間、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。少し早いですが、良いお年をお迎えくださいね。

 

 令和4年12月

 


~ 「楽しい」ひとときこそ、育ちの芽が伸びる ~

 

 寒さが身にしみるようになりました。木々の葉が赤や黄色に染められ紅葉の美しさも束の間、枯れ葉に変わり散っていく様子に冬の訪れを感じ、もの悲しく心も寂しくなる季節ですね。子ども達は、季節の変わり目を五感でしっかりと感じているようです。

 

 何気ない普段の生活の中でふと立ち止まり、「どうして葉っぱは色が変わるの?」「この実は何?」いろいろな気づきや疑問を持つ。好奇心の芽が育つ瞬間です。その関心にどのくらい真摯に受け応えできているか、が大切ですよね。小さな気づきを丁寧に拾い上げることで、視野が広がるきっかけとなります。子ども達の興味の扉を開ける芽を摘まないように育てていきたいですね。

 

 それには、おとなにもゆとりが大切。お父さん、お母さんは忙しい毎日ですが、ほんの少しでもリラックスできる時間を持ってくださいね。なんて言っているうちに子ども達のイタズラな声が聞こえてきます。「もう まったく・・。」と子ども達のパワーについていけないおとな達ですね(笑)

 

 10月の最終日はハロウィン。子ども達は、法人の「そよ風」さんまで変装して散歩し「トリックオアトリート!」とおまじないをすると、利用者様よりお菓子をいただいてホクホク笑顔で帰ってきました。温かい交流となりました。

 

 子ども達にとって、この日は、ワクワク、ウキウキするのでしょうね。昔、私の子どもの頃は、七夕やお盆頃に浴衣姿に提灯をもって「ローソク出~せ 出せよ!出さないとかっちゃくぞ(引っ掻く)!」と友達と近所を周り、浴衣の袂にいただいたローソクをためていくことが楽しかったなぁと思い出します。あっ!保護者のみな様は経験してないかな・・。おじいちゃん、おばあちゃんの時代でしょうか!北海道版ハロウィンですね。思い出は、後に子ども達の育ちの一部となっていきます。

 

 楽しいことよりも不安や心配な出来事が続いている世の中。子ども達の10年後、20年後の未来はどうなっているのだろうと危惧します。子ども達の経験や興味関心の幅を広げ、自らやってみようとする、仲間や友達を大切にする、何が良いことで、してはいけないことを判断できる社会性や道徳性を、何気ない毎日の生活の中で、学び、気づき、やってみようとする力になるように、その時を精一杯楽しみ、悔しがり、哀しみ、嬉しいと感じる心育ちを大切にしたいですね。子どももおとなも褒められると成長の扉が開きますよね。

令和4年11月

 


~ 達成感って気持ちいい ~

 

 11年ぶりに晴天で終えた運動会。コロナ禍3年目、分散ではありましたが、子ども達の元気ないつもの姿を見てみいただくことが出来てとても嬉しい限りです。たくさんの応援とご協力をいただき、ありがとうございました。

 

 年長さんの取り組む姿に刺激と憧れを持ち、「同じように出来るようになりたい」「あ~悔しい!もう少し」と自らチャレンジする姿は、今の保育に必要と言われる「主体性」が育っている証拠。出来たとき、それ以上の出来栄えに心を揺さぶる嬉しい気持ちが全身にあふれる。それを自分の事のように喜んでくれる保育士や友達。「しあわせ」を感じる瞬間。この気持ちは、出来なくて何度も失敗し、繰り返しチャレンジする時の悔しい感情が大きいほど心地よい気持ちとなってさらに膨らむのでしょうね。

 

 そして本番。我が子の姿に期待と上手くできるかなと思う気持ちで見守りくださる保護者のみな様の熱い思いを受けて、緊張感と共に見てほしいと思う心が、「成功したい」気持ちとなって芽生えるのでしょう。過度にならない期待感を子ども達に伝えてくださる保護者のみな様の素晴らしさがひとつの達成感へとつながっていくのだと思います。まだまだ小さなお友達も、この雰囲気が環境として少しずつ引き継がれていき、「最後まで諦めない心」まごころイズムが良いかたちでずっと続いてほしいと願います。

 

 さて、静岡での園バスに置き去りになり命を無くした痛ましい事故。私たちも人ごとではありません。その一つが朝夕の子ども達の体調や人数確認です。お預かりしたお子様のようすを玄関のチェック番の保育士がお伺いし、担当保育士に伝達します。日中のクラス保育はもちろんですが、朝夕の混合保育では30分ごとに人数確認をしています。

 

 しかし、連絡が入らないと、園に向かっている途中で何かあったのでは?など考えます。また、連絡がないと登園を待ちますので、例えばその日戸外活動保育を計画し、その活動ができず保育を変更することになります。保育士は楽しみにしている活動を遅くなっても実践したいと考えますが、その後の生活時間を考えながら実践するため慌ただしくなり、いつも起きない事故に繋がる可能性があります。朝は忙しいですが、大人も子どもも少しでもゆとりの中で事始めしたいですね。子ども達の安心安全を大切にするためのご協力をお願いいたします。また、通院等で時間がかかり遅くなる場合に、給食は調理後2時間以内で食するきまりがあります。給食を提供出来ない場合もありますことをご承知お願いいたします。

 

 何があるかわからない世の中。子ども達にはその場で考え行動できる「生きる力」をたくさん身に着けてほしいですね。子ども達への後押しを家庭と保育園とスクラムを組み、たくましさが育つよう一致団結!頼もしい応援団でいたいですね。

 

令和4年10月

 


~天高く馬肥ゆる秋 深呼吸していきましょう ~

 

 9月は食物が実り、気候も穏やかな日が多く心も体ものびのびとする季節ですね。夏は湿度の高い日が多く、たくさん汗をかきながら暑さに負けず日に日に肌が焼けていく子ども達。水遊びの時の歓喜の声。聞いているだけで元気をもらえます。

 

 暑さの中でも大きいクラスは、縄跳びに挑戦し何度も何度も「あと1回」と跳べた回数が増えることを喜び、鉄棒にも挑戦。空中逆上がりが出来るようになった年長さんも1人2人と増えてきました。自分の目標を立て挑戦する姿に、保育士は出来た時の喜びが本人よりも大きく、褒めてくれる言葉にさらに挑戦に繋がる子ども達。「やる気」が自然と波紋のように広がっていく。やってみたいというあこがれや上手くできない悔しさ。何度涙を流したことか・・。自ら「やりたい!」気持ちが芽生えることは、当たり前のことでありながらとても素敵なことでもあります。この気持ちが達成感につながり、上手く出来なかった時も次に向かう勇気へと繋がる力になっていきます。子ども達と保育士の信頼関係が深まっていくようすに、園長室でひとりニヤニヤしながら眺めては喜んでいます。

 

 最近は北海道にも台風が押し寄せ、地震回数も増えました。防災訓練や避難の意識もしっかりと持たなければと感じます。9月は防災月間です。毎年1日は法人全体で防災訓練をします。胆振地震で保育園でも使用した「緊急伝言ダイヤル171」の練習も必ず行います。今月1日~5日の9時~17時の間テスト期間です。3つの伝言をまごころ保育園の電話番号で録音しています。時間があれば再生し確認してくださいね。これは家族でも役立ちます。通信が途絶えた時の連絡手段です。使用方法を毎年配布しております。今年は新しく仲間入りしたご家庭に配布致しました。もし必要なご家庭がありましたらお声をかけて下さいね。

 

 今年度は、職員の別れと出会いの多い年ですが、出会ったご縁はいつもまでも続くと信じています。先生達が走り回って大丈夫?と心配になる保育時間帯もあるかと思います。スクラムを組み職員みんなで子ども達の成長の後押しができるよう力を合わせてまいります。いつも暖かく見守りくださる保護者、ご家庭のみな様には感謝の気持ちで一杯です。

 

「ありがとう」という暖かい気持ちを子ども達に伝えていきます。深呼吸しながら前に進んでいこう。「共育て」を大切に。

 

 令和4年9月

 


~島崎藤村の「雨にも負けず」そんな毎日、人になれたらなぁ ~

 

 暑い日が続きますね。湿度が高いので北海道らしいカラッと晴天ではないことも体力を奪いますね。こんな時は食欲も落ちがちですが、水分・塩分も摂れる味噌汁やスープを飲むといいようですよ。

 

 さて、先月の保育参観には暑い中、たくさんのご出席をいただきありがとうございました。いつもと違うことに気づいている子ども達。それでも平常を保とうとする姿は、素晴らしいなぁと思いました。最後に親子でのふれ合いでは、緊張感も抜けて甘えや自分を出していましたね。毎日子ども達同士や保育士と過ごす姿を想像することができましたでしょうか。

 

 ひとり一人を大切にした保育を目標の一つとしておりますが、昨年度の保育士の自己評価でしっかりとかかわりきれないことがあったという反省がありました。今年は、その反省を少しでも生かせる保育の仕方、環境、目線の広がりを工夫しながら実践中です。それでも、上手くいかないこともあり、勉強と向上はつきることがないと実感しております。さらに今年は保育士も例年より少なく、新しいパート保育士さんが仲間入りし一生懸命に支えて下さいます。が、午後には保育士さんが少なくなり、ご心配をおかけしていることもあるかと思います。世の中の人材不足には頭をかかえてしまいます。そんな時に、嬉しいニュースです。9月入ると、育児休暇中の先生がお子さんの保育園の慣らし保育を終え戻ってきます!活力復活です!

 

 コロナウィルスの感染拡大などお子様の休園や職員の休園等も生じることがあるかと思いますが、いざという時の保護者のみな様の暖かい言葉やスクラムに、私たち職員はいつも救われております。感謝の気持ちを保育に生かせるよう元気で、子ども達のパワーに負けないように、さらに子ども達からパワーをもらい、一緒に達成感で終わるような日々を過ごしたいと思います。

 

 運動会の練習も少しずつ始めています。今は、コロナウィルスの感染拡大が急激に増えていますが、中止の選択ではなく感染防止を考え、子ども達の挑戦する気持ち、最後まであきらめない気持ちをどのように発揮するかを考慮した行事の取組みを行っていきます。縮小もあるかと思いますが、子ども達の成長の姿を共に喜び合い、何ごとにも挑戦していく勇気と相手の心に手が届くような優しさにあふれた子ども達へと成長してほしいと願います。夏バテを吹き飛ばし、暑い夏を思いっきり楽しみましょう。そのためには、基本的な生活習慣を今一度おさらいして、健康第一!プラス思考でいきましょう。

 

 令和4年8月

 


~「歯」のはなし(・・・) いつまでも白い健康な歯を ~

 

 歯科検診をしていただいた時に、虫歯はほとんどのお子さんがありませんでした。「とても素晴らしい」と褒めていただきました。嬉しいですね。しかし、いくつか気をつけることをお話しくださいました。 

  • 水よりも麦茶などを飲ませていませんか。歯にステインが着いているお子さんが意外といました。歯に茶色っぽく色が付着してしまうのだそうです。心配はないそうですが、歯磨きでは落ちないそうです。水分補給は、「水」が一番なんだなぁと実感しました。
  • 歯磨きを自分でしているお子さんも多いと思いますが、歯間や歯並びのデコボコしているところは、磨き残ししやすく、最後の仕上げをすること。特に永久歯が生えてきたお子さんや年長さんは「6才臼歯」など磨きづらいところがあるので、「仕上げ」は大切とおっしゃっていました。
  • 指吸いしているお子さんについて。上の前歯裏に指を当ててチューチューと力を入れて吸うので、指の跡が歯についている場合や前歯が前に出てきて歯並びなど永久歯に影響してくるそうです。出来れば、「3才」までにやめられることが一番のようです。でも、「やめなさい!」と言ってすぐにやめられるのもでもないので悩みますね。いろいろ試行錯誤。一緒に考えていきましょう。
  • ただし、生まれたばかりの赤ちゃんが口に指を入れてしゃぶり始める4ヶ月くらいからの指しゃぶりは、口の中の感覚を育てる大切な育ちの姿です。その場合には「成長」と微笑ましく見守りましょう。
  • 転んだ等歯をぶつけた時や下の歯が出ている反対咬合など、早めに歯科で相談することが安心に繋がります。「大丈夫!」は勲章!歯は一生ものですものね。

 

 歯を大切にするポイントは、日本人は歯が痛くなってから歯科に行くことがほとんど。大人も機械が並び金属音がすると「怖い」と尻込みしますよね。外国人は虫歯や歯並びなど悪くならない前に歯科へ行くそうです。誕生月や定期的な歯科検診をすることが大切ですね。そうすることで歯科への抵抗感も軽減するとお話くださいました。

 

 いろいろな食材を食べること。味わいや食材の食感を感じること。硬いものも良くかんで食べること。唾液が出ることで、歯も体もそして脳にも栄養が行き届く。食べることってとても大切。だからこそ、健康な歯を持ち続けることの意識を高めていきたいですね。

 令和4年7月

 


~ たまには職員の自慢話をひとつ・・ ~

 

 先日、テレビの番組で森岡毅氏という方が出ていて、ご覧になった方もいるかと思いますが、「失敗しても前向きにやってみる」とのお話しに、「そのとおりだ!」と思いながら、子ども達は、失敗しても叱られてもすぐ立ち直って3分経ったら忘れていますよね。スーパー前向きです。でも、最近は失敗しないようにする行動も見られます。「誰に、何に気を遣っているの?」と心配になることがあります。

 

 実は、職員も同じ事があります。失敗を恐れるあまり上手くできないこともあります。「失敗は後の自分の人生の力になる」と思い森岡さんのお話が刺さりました。「失敗を恐れないで~」と言い続け、今では休憩時間に職員室に集まると、子ども達の話をたくさんしています。楽しそうに笑い、「いや~かわいい~」なんて言葉はつきません。私は、職員室の中2階にある部屋で仕事をしながら「あ~素敵だなぁ」「前向きになったなぁ」なんて思いひとりニヤニヤとしています。この休憩時間は、休憩でありながら子ども達などの情報交換、連絡確認の場、また、保育事務作業の時間になります。いつも精一杯仕事をしている職員にありがたいと感謝の気持ちになります。

 

 ある時、みんなの顔が疲れているなと感じたことがありました。なにげに缶に飴を入れて、「あめどうぞ」とメモを書いてデスクの上に置いておくと、「わぁ あめだ!」「いただきま~す」と、まるで子どものように嬉しそうに頬張る職員。一粒の甘い飴が活力の一助になるんだと感じた瞬間でした。この「飴の缶」は今でも続き、なくなると誰かが補充をしてくれるようになりました。この「心遣い」にも感謝です。あっ!この飴は、子ども達には内緒です。くれぐれも内密にお願いします(笑)

 

 元気にまずやってみようとする行動派やじっくり観察し方向を見つけてから行動する派など保育士、職員も個性、得意不得意様々です。だから、子ども達から教えてもらうこともたくさんあります。まさしく共生ですね。それをいつも暖かく見守ってくださる保護者のみな様の支える力がとても大きく安心して保育をさせていただいております。いつもありがとうございます。保護者のみな様に感謝です。手前味噌、自慢話し、たまには許して下さいね。 

 

 令和4年6月

 

~ まだまだwithコロナ afterコロナを目指して~

 

 コロナ疲れにコロナ慣れ。いつになったら落ち着くのだろう・・。感染予防もちゃんとしているけれどまだまだ安心できず、するっと感染してしまうことがあります。コロナ感染症は、目・鼻・口を介して感染するそうですが、人は無意識に顔を触ってしまいます。不特定多数の場所へ出かけた場合には、手指の衛生をこまめにしっかりすることが必要と法人の看護師さんが話していました。確かについマスクを触る、目をこする等しがちですね。

 

 少しずつ生活スタイルも変化し、マスクに慣れた生活は息苦しい反面、いざしなくても良くとなると抵抗感や戸惑いがあるかもしれませんね。違和感に慣れると通常化していくと改めて感じます。「継続は力なり」ということわざがありますが、みんなで感染予防生活を継続し力を発揮したことで「withコロナ」無くすというより、上手く付き合い罹らない生活の工夫へとスイッチ替えしています。「慣れ」は気持ちの変化が起きやすく、「継続」には努力が必要ですね。そして、これからは、アフターコロナを考える時が近づいてきたように感じます。

 

 我慢を強いられてきた子ども達。でも、小さい子ども達にとっては、今の生活がいつもの生活なのかもしれません。先日、保育士が保育室で赤ちゃんと遊んでいた時に一瞬マスクを外した顔をじーっと見つめ泣き出しそうになったと戸惑いながら語っていました。笑顔や表情を交え応えることで自然と身につく感情がマスクという壁で経験しづらいことに落胆しました。最近、他者の気持ちに気づきづらくなったとも感じます。考えて行動できる基盤作りや基本的な生活習慣の継続、そしてコミュニケーションが必要と切に感じます。今だからこそ、声のトーンを変えて話をする、喜びを拍手など表現も加える。言葉がけを多く持つ、目を見て会話するなど小さな積み重ねが大切ですね。

 

 コロナは、ひとりの寂しさや辛さに気づかせてくれた一面があります。子ども達の体と心のバランスを大切に免疫力も強化したいですね。

さて、3回目の連休。「Withコロナ」どのように工夫して過ごされましたか。当たり前の生活が豊かになるよう創意工夫することが、コロナ前の生活を知っている大人の役割でしょうか。

 

 

 令和4年5月